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必要な情報の発信。オウンドメディアのやり方とは?

記事公開日:2015/07/24
最終更新日:2025/11/07
必要な情報の発信。オウンドメディアのやり方とは?

【この記事の要約】

リードナーチャリング(顧客育成)とは、獲得した見込み顧客(リード)に対し、中長期的に有益な情報を提供し続けることで、関係性を深め、最終的に購買意欲が成熟した「ホットリード」として営業部門に引き渡すまでの一連のマーケティングプロセスです。

このプロセスが不可欠な理由は、展示会や資料ダウンロードなどで獲得したリードの大半が、すぐに製品を購入するわけではない「コールドリード」だからです。彼らを放置せず、メルマガ配信、セミナー案内、オウンドメディアの記事といったコンテンツを通じて継続的に接触し、自社製品への理解度や信頼度を徐々に高めていくことが主な目的となります。

リードナーチャリングを効率的に実行するために、MA(マーケティングオートメーション)ツールが活用されます。MAは、リードの行動(どのページを見たか、どのメールを開封したか)をスコアリングし、興味の度合いに応じてセグメント分けし、最適なタイミングで最適なコンテンツを自動配信することを可能にします。

 

【よくある質問と回答】

リードナーチャリング(顧客育成)とは何ですか?

獲得した見込み顧客(リード)に対して、メルマガやセミナーなどで継続的に有益な情報を提供し、関係性を深め、購買意欲を高めていくマーケティング活動のことです。

なぜリードナーチャリングが必要なのですか?

資料ダウンロードなどで獲得した見込み顧客の多くは、すぐに購入するわけではない(コールドリード)からです。彼らを放置せず、育成することで、将来的な商談機会を創出します。

MA(マーケティングオートメーション)は、ナーチャリングにおいてどのような役割を果たしますか?

リードの行動(サイト訪問、メール開封など)を自動でスコアリング(点数付け)し、興味の度合いに応じて最適なコンテンツを自動配信するなど、育成プロセスを効率化・自動化する役割を担います。

 

【ここから本文】

みなさん、こんにちは。

Webプロモーション事業部の本郷です。

最近、必要な情報はPCを少し触れば簡単に手に入るようになりましたね。

しかし、だからこそ色々な情報が混雑して困ってしまう事もあるのではないでしょうか。

多くの情報を全てチェックするのはとても手間がかかる事です。そんな中、ユーザーが必要な情報だけを選び取り、ブックマーク先も厳選する傾向を持つようになるのは自然でしょう。

「仕事に繋がりそうなサイトだったら思わずブックマークしてしまう?」それはそうです。

今回は、オウンドメディアをどうやって仕事へ繋がるものとするかについて、触れていきます。

1.ユーザーが検索をする目的を知ろう

検索とは、言うまでもなく、わからないこと、気になることを調べる行為です。

ユーザーは検索を行うにあたって、まず自分が知りたい情報を決めます。次に、その情報を象徴するキーワードを抜き出し、それをインターネット上で検索にかけます。

つまり、いかにユーザーへ的確な情報を提供できるかという事は、検索に使用されるキーワードとの一致性に懸かっていると言えます。

サイトを訪問したユーザーが最初に見るのは、ページの見出しと言って良いでしょう。ほとんどのユーザーは、この部分でそのサイトに自分が求めている情報があるか否かを判断しています。

また、見出しはサイトの顔とも呼べる部分なので、ここに力を入れる事はサイト全体のイメージを向上させる意味も持ちます。

さて、ここで考えたいのが「自分のサイトが発信したい情報は何か」という事です。当たり前の事のように感じますが、ここを曖昧にしておくと何が言いたいのか分からないサイトが出来上がってしまう事もありうるので、定義しておいて損はないでしょう。

例えばアクセサリーを取り扱っている場合、その中でも特にブレスレットがおすすめしたい商品だとします。

この場合ユーザーに優先して発信したい情報は、このブレスレットの情報となります。ならば必然的に、「ブレスレットを探しているユーザー」がこの場合のターゲットとなる訳です。このように、発信したい情報を定義付ければ、どのようなユーザーがターゲットになるのかも同時にほぼ決定します。

後は、決定したユーザー層が打ち込みそうなキーワードとそれに関連する情報をサイト内に盛り込むだけ。これで検索に有利となります。

2.オウンドメディアは、ユーザーと繋がるメディア

今回の本題であるオウンドメディアには、もう2種類仲間が居ます。アーンドメディアとペイドメディアというものです。これら3種のメディアを合わせて「トリプルメディア」とも言います。それぞれの詳細は以下の通りです。

・アーンドメディア  : FacebookやTwitterなどといったSNS

・ペイドメディア  : 大手ポータルや検索エンジン広告など、従来の宣伝コンテンツ

アーンドメディアとペイドメディアは、共にオウンドメディアとして構築したサイトへユーザーを促す役目を持っています。よって、トリプルメディアの中においては、オウンドメディアが根幹を成しているわけです。

さて、このオウンドメディアとは、ユーザーに有益な情報をもたらす目的で企業が構築・所有するWEBサイトの1種です。この場合の有益とは「ユーザーが求めている情報」、企業側から見ると「ユーザーに開示したい企業情報」という事になります。

それは例えば企業が持つ価値だったり、取扱商品の価値だったりします。更に、ここからがオウンドメディアの特色となるのですが、このメディアはメルマガ・コメント欄などを用いてユーザーと企業の間に繋がりを作るツールでもあるのです。

これにより、企業はユーザーの生の声を手にする事ができるようになります。それがどのように利益へ繋がるかというと、商品を売り出すタイミングが図りやすいという事が挙げられます。ユーザーの訪問数やそのニーズなどに応じて、公開する商品情報の取捨選択が行えるわけです。

オウンドメディアでユーザーと繋がりを持つ事により、仕事の効率化や利益の向上に繋がるのです。

3.ファンを得る為のたった1つの条件

どんな情報も、閲覧されなければ意味がありません。

オウンドメディアとなるサイトも同様です。しかもこの場合、ユーザーの訪問数が流動的だと良い仕事には繋がりにくいもの。そこで必要になってくるのが、固定ユーザー……つまりファンです。

ファンを作る事によって、オウンドメディアサイトから得られる利益も安定化されるだけでなく、一定の訪問者数を得る事でサイトのレベルが上がり、検索エンジンにも引っかかりやすくなります。現在の利益の維持と、新たなユーザーの獲得という点において、ファンを作るという事はとても重要と言えます。

ユーザーが、特定のサイトをブックマークなどで常にチェックする状態になるには、たった1つの条件しかありません。すなわち、どれだけ自分の「好みに合った」サイトかどうか、という事です。ビジネスサイトの場合、「情報、商品の数が豊富」・「スムーズに閲覧ができる」という事がこれに当たります。

特に、「閲覧のし易さ」はとても重要と言えるでしょう。ユーザーは、スムーズに閲覧ができない……つまり、求めている情報がどこにあるのか分かりにくいサイトに再訪する事は無いと云っても過言ではありません。

ファンを得るには、ただ情報量を増やせば良いという訳では決してないのです。何よりもユーザーにとって「見やすい」という事が重要なのだと認識しましょう。

4.「ユーザーとの繋がり」を保つ為に

繰り返しになってしまいますが、オウンドメディアはユーザーとの繋がりが何よりも重要です。

では、これを持つ為のオウンドメディアの運営方法とは何でしょう?まず、どのようなユーザー層をターゲットにするかを決め、それに合わせてサイトを構築した後は、今度は「継続的な更新」が最重要になってくる事は言うまでもありません。

ユーザーは常に新しい情報を求めています。その為、更新ペースが安定し、かつその周期が短いサイトには頻繁に足を向けてくれる傾向にあります。個人のHP・ブログでもこれは言われている事ですが、ビジネスブログの場合はもう一工夫が必要となります。

・更新日を決め、更に曜日によって更新されるコンテンツを変える

・ユーザーが読んでいて楽しめるような定期連載を作る

などがこれに当たります。

オウンドメディアを運営するにあたって、自らの企業の仕事をスムーズ化する事に注意が行きがちになってしまうかもしれませんが、ユーザーの側にも効率化を行いたい仕事があるという事を覚えておきましょう。

オウンドメディア運営は規模や段階にもよりますが、ユーザーと相互に良い関係をつくる仕組みが必要です”。この仕組みとは、運営側だけでなくユーザー側の仕事にも繋がる情報の発信、メルマガ・コメント欄などお互いの有機的な関係と言えるでしょう。

まとめ. ユーザーの視点に立ったサイト運営をしよう

オウンドメディア運営にあたって、基本でありまた重要であると言える点は、以下の4つです。

・ターゲットとするユーザー層を定義する

・ユーザーから見て、見やすいサイトにする

・更新日を安定させる、また曜日によって内容変更するなど、ユーザーが飽きない工夫を施す

・メルマガ、コメント欄などを使い、ユーザーと常に繋がりを維持する

結論としては、常にユーザーを意識し、その視点に立つ事が最も重要だと言えます。

「お客様は神様です」は、オウンドメディアに際しても同じという事ですね。

引用部分(斜体部分)

引用元URL:http://wakarukoto.com/?p=12140

 

【English summary】

Lead Nurturing is a series of marketing processes that involves providing valuable information to acquired leads over the medium to long term. The goal is to deepen the relationship and eventually pass them on to the sales department as "hot leads" whose purchasing intent has matured.

This process is essential because the majority of leads acquired through methods like exhibitions or document downloads are "cold leads" who are not ready to buy immediately. The main objective is to avoid abandoning them, and instead, gradually increase their understanding and trust in the company's products by maintaining continuous contact through content such as email newsletters, seminar invitations, and owned media articles.

Marketing Automation (MA) tools are utilized to execute lead nurturing efficiently. MA makes it possible to score lead behavior (which pages they viewed, which emails they opened) and segment them according to their level of interest, and automatically deliver the right content at the right time.

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