エムタメ!について twitter

マーケティング担当者のために
マーケティングに関わるためになる情報をためていく

  1. TOP
  2. コラム
  3. 「製造業が抱えるデジタルマーケティングに関する課題」の意識調査

「製造業が抱えるデジタルマーケティングに関する課題」の意識調査

記事公開日:2022/12/12
最終更新日:2023/11/10
「製造業が抱えるデジタルマーケティングに関する課題」の意識調査

スマートフォンやタブレットの普及やコロナ禍によるオンライン化の加速、YouTubeやSNSの登場など、多種多様なデジタルメディアが利用できる現代において、デジタルマーケティングは企業にとって必須の取り組みになりつつあります。

 

そこで、製造業におけるデジタルマーケティングの実態を探るために、クラウドサーカス株式会社は全国の製造業を営む企業の社長〜部長職、全149名に向けてアンケートを実施しました。(実施期間:2022年9月9日~9月15日)

 

本記事ではアンケートを通して明らかになった、製造業におけるデジタルマーケティングの現状及び課題についてご報告します。

約半数の企業が「生産性・営業・人材」を課題と感じている



デジタルマーケティングについて質問する前に企業の現状を把握するため、まず問1では自社において「課題に感じているもの」について回答してもらいました(複数回答可、全体回答数149)。

 

回答数149のうち、最も回答数が多かったのが「生産性の向上(49.66%)」、次に「営業部署の人材育成・営業力の向上」(48.32%)であり、約半数もの企業が生産性や営業力を課題として捉えていることがわかります。

 

次に多いのが「従来の営業手法からの脱却(32.21%)」。それ以後はほぼ同率で「労働環境の改善(25.50%)」「DX人材の確保・育成(24.16%)」「感染症拡大による売上低迷(22.82%)」などと回答されています。

 

本問から、製造業において「生産性・営業・人材」の大きく3つの課題があることが明らかになりました。

営業・マーケティング活動について「より積極的に取り組みたい」と考えている



次に自社の営業・マーケティング活動について回答してもらいました(複数回答可、全体回答数138)。

最も多い回答は「新規顧客からの売上が下がっており改善したい(28.99%)」というもので、次に「マーケティングの専任担当者を設けたい(18.12%)」という回答が得られました。

3つめに多い回答は同率(15.22%)で「競合企業がマーケティング強化を進めているので追随したい」「展示会獲得名刺からの費用対効果をもっと上げたい」が挙げられており、全体を通して営業・マーケティング活動についてより積極的に取り組みたいという姿勢がうかがえます。

また「社内にある名刺の管理・活用を行いたい(11.59%)」という回答もあり、リードを集めたもののうまく営業に活かせていない現状が推測できます。

Webマーケティングについて「自社で実施したい」「興味がある」企業は多い


問3として、「Webマーケティング施策について」回答してもらいました。(全体回答数133)
最も多い回答は「自社で実施している(29.32%)」、次に多いのが「今のところ興味はない/自社で実施するにはまだ早い(28.57%)」という回答でした。

また「興味はあるが、何から手を付ければよいかわからない」という回答は24.06%、「自社で実施したいと考えている」は18.05%で、合わせて4割以上の企業がWebマーケティングに「興味があり、実施したい」という前向きな姿勢を示しているものの、まだ取り組めていないという現状が明らかになっています。

Webマーケティング施策の中で最も改善したいのは「メルマガ」


「 Webマーケティング施策の中で、改善したいと感じているもの」について質問したところ、最も多い回答が「メルマガ(42.11%)」となり、多くの企業がメルマガを重視していることがわかります。(全体回答数38、複数回答可)

次に多い回答が「広告(31.58% )」で、その下がほぼ同率の「SEO(26.32%)」「展示会(26.32%)」「インサイドセールス(23.68%)」などが挙げられました。最も少ない「セミナー(18.42%)」にも約2割の企業が回答しています。

「特になし」と回答した企業は7.89%と少なからずいるものの、ほとんどの企業が「Webマーケティング施策における様々な分野で改善が必要だと感じている」ということが明らかになりました。

HPについて運用に手応えを感じる企業が多い一方、不満や改修を望むものの取り組めていない企業も



最後に、「貴社のHPについて、あてはまるもの」について聞きました(全体回答数128、複数回答可)。

最も多い回答は「有効に活用できている(42.97%)」であり、4割もの企業がHP運用に手応えを感じていることがわかります。

一方で次に多い回答は「リソース不足などにより改修ができていない」が34.38%となり、3割以上の企業が改修したいと思っているものの対応できていないという現状があるようです。

その次も「改善したいが、何から手を付ければよいかわからない(10.94%)」「改修したいが運用を外部に委託している(7.03%)」「制作会社・運用会社に不満がある(2.34%)」という回答があり、少なくない割合の企業が不満や改善すべきだと感じているものの、取り組めていないということが浮き彫りになりました

まとめ

本記事では、製造業の中小企業が抱える問題に関するアンケートの結果をご報告しました。

本アンケートを通して、Webマーケティング施策について「興味がある」「自社で実施したい」という意欲があるものの、「何から手を付ければよいかわからない」という理由から実際には取り組めていないという傾向があることがわかりました。

また、HPに関しても改修したいものの、「どのように対応すべきかわからない」「リソース不足」などの理由からそのままになっているという現状も明らかになっています。

現在では無料から利用できるマーケティングオートメーションツール「BowNow」など、フリーや低価格で導入できる便利なツールも登場しているので、まずは試しに無料プランから利用してみることをお勧めします。

 

【関連記事】

BtoB製造業におけるデジタルマーケティングの第一歩!施策・成功事例から組織づくりまで

 

製造業DXの重要性とは?メリットや取り組み事例をご紹介

 

製造業ブランディングの基本を解説!主なメリットから大まかなステップまで

 

 

  • 本記事とあわせておすすめの無料資料
  • いまやるべきマーケ施策がわかる!
    マーケティング施策年間計画書フォーマット
  • こちらの計画書フォーマットでは、現状のWebサイトのセッション数や広告の数値などを入力することで、自動で必要な費用などを計算してくれる関数が入っています。さらに目標の受注金額を入力することで、どの施策から目標に到達できるのかを数値で確認することができます。

    無料ダウンロード


特集

はじめての展示会物語

はじめての展示会出展までの道のりを描いたドッタンバッタン劇場

メールマーケティング

この記事を共有