クリックをもぎ取るための広告!リスティングとSEO対策の違いとは?
最終更新日:2018/08/10
リスティングとSEO対策は、共にWEBサイトの閲覧数をアップする手段として利用されますが、両者にはやり方や効果に関しては、いくつかの違いがあります。
それぞれの特徴や、効果的な利用法について考えていきましょう。
1.SEMという同じ土俵にあるリスティングとSEO対策
リスティングとSEO対策は共に、SEM(検索エンジンマーケティング)のひとつとされています。
そもそもSEMはYahoo!やGoogleなどの検索エンジンを利用してWEBサイトやランディングページに対して訪問者を増やすマーケティング手法のこと。
そのため、いずれも分類としては同じ土俵上にある方法と言えます。では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
SEO
まずはSEO対策について。これは、検索エンジンであるGoogleからWEBページへと渡される評価を高めるのが目的の施策です。
具体策としては、サイト内のコンテンツを充実させたり、他のサイトからのリンクを集めたりといったものが挙げられます。
評価が高まると、WEBページは検索結果で上位に表示されるようになり、サイトへの流入が増えるという効果が期待できます。
リスティング
一方、リスティングとはネット上の広告のことを指します。
SEO対策と違い、広告を出稿するのみで検索結果への上位表示が可能となり、短期間で検索流入の増加が見込めます。
また、検索結果に対する広告表示方法にもさまざまな種類があり、前述の「検索連動広告」の他、ディスプレイ広告や動画広告、ユーザー属性によって表示を変えるリターゲティング広告などの種類があります。
なお、費用はクリック数に応じて変動するので、必要な予算に合わせて計画的に運用が可能です。
このように、SEO対策とリスティングはSEMという同じ土俵にはあるものの、具体的な方法に大きな違いがあります。また、手法が違うため、それぞれに得意分野といったものも異なります。
リスティング広告について、詳しくは下記の記事もご覧ください。
2.リスティングを用いるメリットとは?
リスティングが持つSEO対策との大きな違いとして挙げられるのは、なんと言ってもスピード感です。
通常、SEO対策を行い、効果が現れるまでには早くても3カ月程度がかかると言われています。
一方、リスティングであれば広告を出稿したすぐ後に掲載がなされるのがメリットです。
たとえば、お歳暮やお中元、クリスマスといったタイミングで販売したい商品があったとします。
この時期以外での売上はあまり期待できないといったものの場合、できるだけ早く検索結果上位に表示させなくてはなりません。
その他にも、テレビや雑誌などで特集が組まれ、一気に知名度が上昇した商品キーワードなども同様と言えます。
上記のようなケースでは、リスティングは非常に有効です。
タイミングが過ぎた後は、広告の出稿を取りやめてOK。通年にわたって広告費を用意する必要もなくなります。
つまり、ページの露出タイミングを自由にコントロールし、クリックを獲得できるというのが大きな魅力と言えるでしょう。
その他にも、1クリックあたりの入札価格や、1日ごとの上限予算といった設定もできるので、必要以上のコストを容易することもありません。
また、ユーザーの年齢や住んでいる地域といった属性を選んで広告を配信することも可能です。詳細なターゲティング設定ができるというのも特徴のひとつとして挙げられます。
3.SEO対策を用いるメリットとは?
次に、リスティングと比べてSEO対策が優れている点についても考えていきましょう。
まずはなんと言っても、「効果さえ出れば直接的なコストがかからない」というのがSEO最大の魅力です。1クリックでいくらといった費用がかからないので、検索上位さえキープし続けられれば、予算を取る必要もありません。
さらに、SEO対策として有効と言われる「コンテンツの充実」は、その後のサイトの資産にもなり得ます。
サイト内のページ数が増えれば、その分訪れたユーザーに対してさまざまな情報を伝えられることになりますし、ブランディングの効果も見込めるでしょう。
さらに、思ってもいなかったキーワードからの自然流入も期待できるため、結果的にユーザーのニーズを把握するのにも役立ちます。
もちろん、検索上位を獲得するためには相応の手間と労力が必要です。
場合によっては、専門業者のサポートを受けなくてはならないケースもあるでしょう。しかし、長期的に見た場合、SEO対策には大きなメリットがあると言えます。
4.まとめ
リスティングとSEO対策は互いに組み合わせて利用するのが効果的です。
基本的なSEMの施策としてSEO対策を行い、足りない部分をリスティングで補うというのが理想と言えるでしょう。
具体的には、通年にわたって獲得していきたい顧客に対する施策はSEOを用います。
もっとも対策をかけたいキーワードを軸に、その周りにあるサブワードを含めたコンテンツの充実を図ってください。
次に、タイミングが重要となるキーワードをリスティングで獲得していきます。
この場合、どんな属性のユーザーに対してページを見てもらいたいかなど、ターゲッティングを明確にし、クリック率上昇を目指すようにしましょう。
このように、SEO対策の補助としてリスティングを利用すれば、まんべんなく狙いたいキーワードに対しての施策が行えるようになります。
SEMを行う場合には、ぜひ参考にしてください。
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