近隣のみの取引が全国規模に!ソーシャルメディアの活用
最終更新日:2018/04/06
今回は、そんなソーシャルメディア活用について取りまとめてみました。
今後、ソーシャルメディアを利用して全国規模の取引を行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.接点を増やせるのが嬉しい!
早いもので、ソーシャルメディアが登場してから10年以上の歳月が経過し、国内のビジネスでもソーシャルメディアを活用した成功例が多く見られるようになってきています。
こうしたビジネスへの活用で成功した企業の事例をチェックしてみると、もっとも大きな効果として多くの企業が挙げているのは、「見込み客との接点を増やすことが可能になる」という点です。
これまでのビジネスにおいては、やはり商圏範囲というものにどうしても限界がありました。
しかし、ネットを利用することによって、それが大きく拡大されるようになったことを、多くの企業が「ソーシャルメディアを利用することで得られたメリット」として挙げているのです。
また、拡大する見込み客との接点の増加は、顧客からの反応をリアルタイムで得ることにも寄与しており、販売のみならず、商品開発や海外展開といった様々な企業活動にも大きな影響を及ぼすようになっていることが分かります。
2.中小企業でも同じ土俵で戦える
また、ソーシャルメディアを利用することで、ビジネスでの成功を収める企業が、大企業だけではなくアイデア次第では中小企業でも十分に互角以上の成果を得られるようになり始めました。
こうしたメディアの利用は、ネットを利用したインタラクティブなコミュニケーションとなるため、企業規模の大小ではなく、「いかに有効かつ効率的な対話を実現できるか」や「取り組みをおこなった担当者のアイデアや熱意」が成功のためのキーファクターであると言えるでしょう。
ソーシャルメディアは、企業活動に様々な新しい機会をもたらしてくれる重要なツールになりつつあるということが実証されつつあるのです。
とくに、これまでなかなか業務拡大を行うことができなかった全国の中小企業に対して、多くのビジネスチャンスが与えられるようになっているのは、特筆すべきポイントといえます。
そして、まだソーシャルメディアを利用していない全国の中小の企業にとっても、参考になる事例を多く見つけることができるようになってきているのです。
こうしたビジネス利用は、各社が独自に試行錯誤を繰り返したことによって到達できた重要な資産であり、「いかに自社の業態にプラスに働くか」を常に考えながら最適化することによって実現した、感心させられる内容になっています。
ネットを介したインタラクティブコミュニケーションですから、リアルなそれとは異なる部分も多いと思われますが、成功を収めている企業はしっかりとその妙味を見つけ出し、うまく活用することができています。
成功企業の多くは、供給側の視点だけでなく、顧客視点でもビジネスを見据えている点は注目されるところです。
カスタマーセントリックな視点でビジネスを見直してみると、新たな発見があるということも重要なポイントと言えるでしょう。
3.経済産業省の調査報告書は宝の山
経済産業省では、自らのホームページに企業のソーシャルメディア活用に関する調査報告書をとりまとめ開示しています。
この中身は非常に示唆に富んでおり、独自のアイデアでソーシャルメディアをビジネスに活かしている様々な企業から、ヒントとなるものが多数開示されています。
驚くのは、多岐にわたる産業で利用が進んでいることです。
アイデア次第では、どのような業態でもソーシャルメディアをビジネスチャンスにつなげることが可能であることを実証している点は、注目すべき点と言えるでしょう。
この資料では、全国42社の取り組み事例が開示されており、その中身は販売促進や認知向上、製品開発、サポートなど、実に様々な領域に利用されていることが分かります。
もちろん、偶然ビジネスに利用できる領域を見つけた企業もあるとは思いますが、当初から目的意識を持ち、努力して有効利用可能にまでこぎ着けた例も多く、非常に参考になります。
ソーシャルメディアの利用の仕方という視点言うと、同業界の事例ではなく異なる業界での事例の方が、発想の柔軟性を磨くという意味ではより参考になるかもしれません。
興味のある企業には、ぜひこのPDFデータをご覧になることをおすすめしたい内容です。
>経済産業省:企業のソーシャルメディア活用に関する調査報告書
4.まだまだ可能性は広がっていく
経済産業省が開示している調査内容とその報告書を見ると、ビジネスにおけるソーシャルメディアの利用拡大は、まだまだ可能性が残されていることを強く実感させられます。
とくに重要なのは、既成概念にとらわれずに自由にビジネスへの利用をデザインしていくことです。
この柔軟発想があれば、ソーシャルメディアを使うことによって、ビジネスを短期間で大きく拡大できる可能性をさらに広げられるのではないでしょうか。