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【Web運用 入門編】今さら聞けないGoogleAnalyticsの見方

記事公開日:2014/10/22
最終更新日:2025/10/23
【Web運用 入門編】今さら聞けないGoogleAnalyticsの見方

【この記事の要約】

Google Analytics(GA)は、Webサイトの現状を把握するための必須ツールです。この記事では、初心者がまず見るべき4つの基本レポートの使い方を解説しています。

「ユーザーレポート」ではどんな人が来ているか、「集客レポート」ではどこから来たか、「行動レポート」ではサイト内で何をしたか、そして「コンバージョンレポート」では成果が出ているかが分かります。まずはこれらのレポートでサイト全体の健康状態を把握し、「集客はできているが、特定のページで離脱が多い」といった課題の仮説を立てることが、データに基づいたサイト改善の第一歩となります。

 

【よくある質問と回答】

Q1. Google Analyticsを開いたら、まずどのレポートを見ればよいですか?
A1. まずは「ユーザー」>「概要」で、サイト全体の訪問者数(ユーザー数)やページビュー(PV)数、直帰率などの基本指標を確認しましょう。次に「集客」>「すべてのトラフィック」>「チャネル」で、訪問者が検索エンジン、SNS、広告など、どこから来たのかを把握するのがおすすめです。

 

Q2. 「行動」レポートでは、どんなことが分かりますか?
A2. サイト内で、どのページが人気で、どのページで多くの人が離脱しているかが分かります。「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」を見れば、各ページのPV数や平均滞在時間、離脱率などが確認できます。離脱率が特に高いページが、サイトの改善点(ボトルネック)である可能性があります。

 

Q3. 「コンバージョン」レポートを見るためには、何か設定が必要ですか?
A3. はい、事前の「目標設定」が必要です。Google Analyticsの管理画面で、「商品購入完了ページ」や「問い合わせ完了ページ」のURLを目標として登録しておくことで、そのページに到達したユーザーの数をコンバージョンとして計測できるようになります。この設定をしないと、コンバージョンレポートには何も表示されません。

 

【ここから本文】

こんにちは。

スターティアラボ ブログ編集部です。


最近、グーグルアナリティクスってよく聞くけど、なに・・・?導入はしているけど、何をみたらいいのかわからない・・・


「アクセスはどうなってるんだ?」と言われたけど、何をすればいいの?

こんな疑問を抱えているWeb担当者様は多いのではないでしょうか?

LABLOGでは、この【入門編】をはじめ、「今さら聞けないGoogleAnalytics」シリーズとして、

スターティアラボのノウハウを赤裸々にご紹介していこうと思います。

本日は、いまさら聞けないGoogleAnalyticsについて、基本のイロハをお伝えします。

1.そもそもGoogleAnalyticsってなに?

GoogleAnalytics(グーグル アナリティクス)とは、Googleが提供しているWebサイト解析ツールです。

GoogleAnalyticsを導入すると、「Webサイトがどのくらい見られているのか?」はもちろん

「スマホユーザーとPCユーザーのどちらが多いのか?」

「どんな検索ワードでWebサイトが検索されているのか?」

「ユーザーはどのくらいの時間滞在しているのか?」

「どのページが一番見られているのか?」

など、あなたの運用するサイトが、どんなユーザーにみられているのか?どのくらい滞在されているのか?がわかります。つまり、自社のWebサイトがどんな状況なのかを把握することができるので、伸ばすべきポイントや、改善すべきポイントがわかるツールなのです。

2.上場企業の64%が導入済み

「え!そんなことまでわかるの??」、「早速、導入したい!!」と思った方、もしかしたらすでに導入されているかもしれません。コンサルティングをされている株式会社Nexalさんの調べでは、上場企業の64%が導入されているそうです。

自社のWebサイトのhtmlソースから調べることができますので、導入されているかまずは調べてみましょう。


・調べる方法
https://productforums.google.com/forum/#!topic/analytics-ja/JS-I0hI2ARo

※わからない方は、WEBサイトを作成してくださった制作会社様へ確認してみてください

3.見ている『だけ』ではありませんか?

上記でもお伝えしたとおり、大半の企業が導入しています。「GoogleAnalytics、うちはすでに導入しているよ!」という方、ひょっとして、見ている『だけ』ではありませんか?このタイトルにドキっとした方も多いのではないでしょうか?

「アクセスが伸びた!」


「減ってしまった。。」


と、一喜一憂するだけでは、まだまだ半人前です。GoogleAnalyticsはあくまで解析「ツール」ですので、単純にアクセスチェックをして、現状を把握するだけでは意味がありません。アクセスデータを踏まえて、次に何をしたらいいのか?を考えることが、実はとても重要なのです。

それでは、Webサイトをより良くするという視点で、GoogleAnalyticsを見てみましょう。

4.ここからが本題!見るべき最低限のデータはたったの3つ!?

さて、GoogleAnalyticsにログインすると、様々なデータを見ることができるのがわかります・・・が、沢山のデータがありすぎるがゆえに、GoogleAnalyticsを見るのが億劫になってしまっては、「猫に小判」状態になってしまいます。ただ、見るべきポイントさえ分かれば、全部のデータを見なくたっていいのです。

最低限、抑えて欲しいデータは、たったの「3つ」です。

①ユーザーサマリー

②オーガニック検索

③ページコンテンツ

■ユーザーサマリー
 ユーザー>サマリー

ユーザーサマリーのキャプチャ画像


→トータルでどのくらいの訪問があるのか?どのくらいのユーザーがいるのか?等、サイトの全体が分かります。

■オーガニック検索
 集客>キーワード>オーガニック検索

GoogleAnalyticsオーガニック検索トラフィック


→「東京 Webコンサルティング」等、検索エンジンからの流入や、
 どんなキーワードで調べられているのかがわかります。


■すべてのページ
 行動>サイトコンテンツ>すべてのページ

Google Analyticsのページキャプチャの画像


→どのページがどのくらい見られているのかがわかります。

もちろん、貴社の業界やターゲットやサイトの目的によって、見るべきデータは変わると思います。

あくまで最低限押さえて欲しいデータですので、上記を参考に、自身のサイトにより合ったデータを見つけてみてください。

5.GoogleAnalyticsの見方の裏ワザ

「どんなデータを見ればいいのかはわかったけど、結局、サイト改善をするためにはどんなことをしたらいいの・・・?」

こんな声が聞こえてきそうです。

解析データからどんなことをしたらいいのかを見つけるには、ノウハウや経験、知識が必要になります。

ただ、経験や知識がなくても簡単に『分析→改善』できちゃう方法が一つだけあります。

それは・・・平均値と比較することです。

例えば、「すべてのページ」の画面キャプチャで見た場合、赤く囲われたところにサイトのサマリーが表記されているので、青く囲われているそれぞれの個別のデータと比較をするのです。

GoogleAnalyticsのすべてのページ


赤く囲われた平均値と比較すると、数値に差が出ている箇所が必ずあるはずです。


数値に差が出ている項目は、「なぜ差がでているのか?」と仮説を立て、その仮説を元に、改善すべき(orさらに伸ばすべき)かを検討し、改善(or伸ばす)なら、どんなことをしたらよいのか・・・?を、考えるとWebサイトを更によくすることができます。

みなさんがすでにお気付きの通り、データを元にどのようにするのか?がとても大切なのですが、この先の「改善策の考える」ポイントは、次回『【WEB運用 初級編】今さら聞けないGoogleAnalyticsの活用の仕方』でお伝えいたします。

6.GoogleAnalyticsはあくまで「ツール」

GoogleAnalyticsとは?から、簡単な見方のポイントまでお伝えいたしました。

随所にも注意書きをさせていただきましたが、見るべきデータは上記が全てではありませんし、サイトの目的によって異なると思います。また、見方のポイントもたくさんあり、状況によっては正しくない場合もあるかもしれません。

ただ、一つだけ自信をもってお伝えできることがあります。それは、GoogleAnalyticsはあくまで「ツール」ということです。

GoogleAnalyticsを導入するだけではだめですし、単純に見るだけでも意味はありません。解析データを元に、「サイトをより良くするためにはどうしたらいいのか?」を考え、考えた施策を実行に移して、初めて「GoogleAnalyticsを活用できた!」と言えるのです。

ツールを使いこなし、WEBサイトを活用していきましょう。

それでは、次回【Web運用 初級編】今さら聞けないGoogleAnalyticsの活用の仕方にご期待ください。

 

 

【English summary】

Google Analytics (GA) is an essential tool for understanding the current state of a website. This article explains how to use the four basic reports that beginners should look at first.

The "Audience Report" shows what kind of people are visiting, the "Acquisition Report" shows where they came from, the "Behavior Report" shows what they did on the site, and the "Conversions Report" shows if goals are being achieved. The first step in data-driven site improvement is to grasp the overall health of the site through these reports and formulate hypotheses about issues, such as "we are attracting visitors, but the drop-off rate on a specific page is high."

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