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メルマガを始める前に知っておきたい!オプトイン、オプトアウトとは

記事公開日:2017/03/16
最終更新日:2025/10/31
メルマガを始める前に知っておきたい!オプトイン、オプトアウトとは

【この記事の要約】

オウンドメディアの記事コンテンツには、大きく分けて「ストック型コンテンツ」と「フロー型コンテンツ」の2種類があります。

ストック型は、時間が経っても価値が下がりにくい普遍的な情報(ノウハウ記事など)で、資産として蓄積され、継続的な検索流入をもたらします。一方、フロー型は、ニュースやイベントレポートなど、鮮度が命の時事的な情報で、SNSでの拡散など短期的な爆発力があります。オウンドメディアを成功させるには、どちらか一方に偏るのではなく、両者の特性を理解し、バランス良く組み合わせて発信することが重要です。

 

【よくある質問と回答】

オウンドメディアを立ち上げたばかりの時期は、どちらのコンテンツを優先すべきですか?

ストック型コンテンツを優先すべきです。ストック型コンテンツは、検索エンジンからの継続的なアクセスをもたらすため、メディアの土台となる**安定した集客基盤**を築くことができます。まずは普遍的なテーマで質の高いストック型コンテンツを積み重ね、メディアの専門性を高めることが重要です。

フロー型コンテンツには、どのようなメリットがありますか?

短期的に多くのユーザーの注目を集めやすい点です。話題のニュースやトレンドに関連付けたコンテンツは、SNSで拡散(バズ)されやすく、普段メディアを訪れないような新しい層にリーチできる可能性があります。また、既存ファンとのコミュニケーションを活性化させる効果も期待できます。

ストック型とフロー型の理想的なバランスはありますか?

メディアの目的やフェーズによって異なりますが、一般的には「ストック型:8割、フロー型:2割」程度が目安とされます。安定した集客基盤であるストック型コンテンツを中心に据えつつ、フロー型コンテンツで話題性や新しい読者を獲得しにいく、という組み合わせが効果的です。

 

【ここから本文】

BtoB企業はお客様が商品を購入するまでの検討期間が長いため、営業が追いきれないことも多くあり、以前はは検討してなかったとしても、何かしらのアクションをしていれば受注できた見込み顧客は多く存在しています。

米国のアドバイザリー会社であるシリウスディシジョンの調査によれば、営業担当が追わなかった企業の内約8割が2年以内に競合他社から製品を購入するという、驚きの結果を出しています。

その為、営業が追い続けることも工数的に難しいためマーケティング担当が、メルマガを行う企業も増えてきています。

中長期的にフォローするにはとてもいい施策ではありますが、下手をすると迷惑メール(スパム)として認識されてしまう事もあります。

今回は、企業が見込み顧客へメールを配信するときに必要な基礎知識であるオプトインとオプトアウトについてご案内していきます。

また、スパムとして判断されない為の施策も合わせてご確認ください。

1.オプトアウト(opt out)とは

オプトアウトとは直訳すると「身を引く」「脱退する」という意味になります。

メールマーケティングにおいては、メールアドレスを知っているのであれば原則自由にメールを配信することが出来、メールを受けた受信者あこれ以上受け取りたくない場合、配信停止を行うような形になります。

その為、一度メール配信が行われてから受信者は「オプトアウト」の手続きをし、配信停止を行う形となります。

オプトアウト(opt out)とは

2.オプトイン(opt in)とは

オプトインとは直訳すると「同意する」という意味になります。

メールマーケティングにおいては事前に配信の許可を得ていて、メールを配信することになります。

受信者となる見込み顧客が事前にメールを配信する企業に対して、メルマガの送信を許可している状態となります。

つまり、配信先のユーザーが配信者にメールを送ってください、という合図があって初めてメールを送れるようになります。

オプトイン(opt in)とは

例えば、弊社の無料資料DLフォームでは、「弊社からの最新のWebマーケティング情報を受け取る」といった項目を用意し、許可するとした企業にはメルマガ配信を行うようになっています。

オプトイン(opt in)とは

3.特定電子メール法について

2002年から迷惑メールを防止するために施行された法律になりますが、2008年12月の改正法から、広告や宣伝メールなどの送信がそれまでオプトアウトだったものからオプトインへ変更されました。

広告や宣伝メールとは、例えばキャンペーンのような営利目的で送信されたメールになります。こういった営利目的のメールは法律上罰則が与えられる可能性があります。
(最悪の場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金(法人は3000万円以下の罰金)となります)

メルマガを配信するためには弊社のようにフォームに配信していいのかを確認する「オプトインの取得」ともう配信する必要がないですと送信者が言えるようにする「オプトアウトの活用」が必要になります。

4.オプトインの取得方法とオプトアウトの活用

取得方法については上記でご案内してきている、フォーム上に「弊社からの最新のWebマーケティング情報を受け取る」といった項目を用意し配信を行えるようにしてください。

オプトアウトの活用については、仮にメルマガを配信した際にメール配信停止を行えるように導線設計を行う必要があります。これは上記のオプトインが行われている企業だとしても、オプトアウトの連絡が来れば配信を停止する必要があります。例えば、弊社が配信しているメルマガの配信停止方法はメール下部の署名欄部分に配信停止フォームにつながるリンクを用意しています。

また、メルマガを配信する際は配信元の所在(送信企業名、住所、担当者名、電話番号、メールアドレスなど)を記載する必要があるのでしっかりと記載しましょう。

5.メルマガ配信時に記載しておく事

メールアドレスをどこで取得したかを明確に記載しておきましょう。

弊社ですと、「スターティアグループの誰かと名刺交換を行った方」「展示会やセミナーなどのイベントでお会いした方」、「既存のお客様」や「メルマガ登録」を行った方へ配信しております。

その旨を必ず記載することで、どこで名刺情報を手に入れたのかといったクレームにつながりにくくなります。

また、メール内には自社Webサイトの「プライバシーポリシー」(インターネット上での個人情報取り扱い方針)を記載しておく必要があります。

▼弊社メール配信例

弊社メール配信例

そして、配信停止フォームへつながるリンクは必ず設置してください。

リンクは必ず設置

6.まとめ

以上がメルマガ配信時の基本であるオプトイン、オプトアウトについてになります。最初のうちはどちらがどちらの意味か分からなくなってしまう事もありますが、内容としては当たり前の内容となっています。

また、オプトインに関しては1年や半年以上前にメルマガ登録を行った人へ配信を全く行っておらず、期間があいた後に連絡をするとそんな問い合わせしたっけ?となることもあります。(実際に弊社でもお問い合わせいただいた方に連絡したところのちのちお叱りのご連絡がきたこともあります)

これは定期的に配信するためのものになりますので、その部分はしっかりと認識したうえで活用してください。

コミュニケーションをとり続ける為のツールになりますので、お客様にとって一番良い状態、環境を保つようにメルマガを活用していきましょう。

メールマーケティングのガイドライン

 

 

【English summary】

Article content for owned media can be broadly divided into two types: "stock content" and "flow content."

Stock content consists of universal information (like know-how articles) whose value does not easily diminish over time; it accumulates as an asset and brings in continuous search traffic. On the other hand, flow content is timely, current-event information where freshness is key, such as news or event reports, and has short-term explosive power through social media sharing. To make owned media successful, it is important not to lean towards one or the other, but to understand the characteristics of both and combine and disseminate them in a balanced manner.


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