ウェブマスターツールの活用~基本編~
最終更新日:2017/12/22
こんにちは。
スターティアラボ ブログ編集部です。
本日ですが、Web担当者が本格的にWeb運用をしていこうと思った時に必ず耳にする、ウェブマスターツールについて解説したいと思います。
この記事を読むにあたって必ず念頭において欲しいことは、データは取得して終わりではなく、それをどう活かすかが重要ということです。
1.ウェブマスターツールとは
そもそもウェブマスターツールについてよく知らない方へ。Googleのサイトにこのような解説が書いてありました。
ウェブマスター ツールとは、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視し、維持できる Google の無料サービスです。自分のサイトが Google 検索結果に表示されるようにするためにウェブマスター ツールに登録する必要はありませんが、登録していただくと、自分のサイトが Google にどのように認識されるかを確認し、検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化できるようになります。(Googleヘルプデスクより転載)
こちらによると、Webサイトのパフォーマンスを監視し、最適化を目指すツールとあります。
若干難しくは書いてありますが、要は、Googleから見て自分のサイトが正しく認識されてるのか?であったり、SEO(検索エンジン対策)的に見てどうであるか?など、Webサイトの見られ方を様々な項目から把握するためのツールなのです。
では、具体的にまずはどの項目をチェックすべきか、3点をピックアップしてご紹介します。
2.Googleにインデックス(登録)されてるいるかの確認
インデックス(登録)とは、Googleの検索結果に表示されるように、GoogleのデータベースにWebサイトを登録してもらうことを言います。
つまりインデックスされていないと、せっかくページを作ってもGoogleの検索結果に表示されないという事です。
Googleに自社サイトがインデックスされているかどうかを確認する方法は、下記の流れになります。
▽ Googleインデックス
⇒ウェブマスターツールへログイン後 ⇒Googleインデックス ⇒インデックスステータス
確認した結果、仮にインデックス数が少ない場合は、サイトマップを送信する事でページがインデックスされるまでの速度があがります。
▽ クロール
⇒サイトマップ ⇒右上のサイトマップ追加テスト ⇒サイトマップを送信
「サイトマップの追加テスト」入力欄に、送信したいサイトマップのディレクトリを入力し、「サイトマップを送信」を選択します。
3.流入している検索キーワードの確認
実際にどんなキーワードでWebサイトに流入しているかがわかります。
「GoogleAnalyticsでも同じ事がわかるのではないか?」と思われたもいらっしゃるかも知れません。おっしゃる通り、分かる部分もございます。しかし、ウェブマスターツールでしかわからない項目があるのです。
GoogleAnalyticsでオーガニック検索のワードを調べた時、(not provided)というものを見たとこはありませんか?(not provided)とは、Googleアカウントにログインしているユーザーが検索を行った際、プライバシー保護のためSSL通信が適用され、「キーワード不明」とされてしまうものです。よって、中のキーワードはそのままでは知ることが出来ません。最近では、Googleアカウントを使用せずとも、デフォルトで検索時にSSL通信が使用されるようになったため、Google検索のほとんどがこの(not provided)に含まれます。
この(not provided)の内容が、ウェブマスターツールを使えば内訳がわかるのです。より正確な検索クエリが把握出来ますので、重要です。確認までの流れはこちらです。
▽ 検索トラフィック
⇒検索クエリ
「狙ったキーワードで見てもらえているのか?」
「ターゲットとしているユーザーはあなたのサイトを見ているのか?」
そういった観点でチェックして見てください。
4.重要タグが最適化できているかどうか
最後は少しSEO的な観点になります。
SEO対策において必須項目のタイトルやディスクリプションなどのタグ、これらに関して最適な内容になっているかどうか、Googleがアドバイスをくれます。
▽ 検索のデザイン
⇒HTML改善
「タイトルが長過ぎないか、または短すぎないか?」
「ディスクリプションはページごとに分けられているか?」
「十分な情報を適切な文字数で届けているか?」
などをGoogleが教えてくれます。その上で、ではどう改善すれば良いのか?について別途対策が必要になります。こちらに関しては、本ブログで改めてご説明致します。
5.まとめ
ウェブマスターツールは非常に便利なツールでありますが、冒頭でも申し上げた通り、データを取得するだけでは意味がありません。それを元に施策を打つことが重要になります。
本日の内容をまとめると
①Webサイトはちゃんとインデックス(登録)されていますか?
→せっかくページを作っても見てもらわないと意味がありません。
②どんな検索キーワードでの流入が多いのでしょうか?
→誰に、どんな目的であなたのサイトを見てほしいのか。そのターゲットが集められているか。
③重要タグ、ちゃんと最適化できていますか?
→せっかくターゲットの検索結果に表示されても、タイトルやディスクリプションが最適化されていないとクリックされません。
以上になります。
もし心当たりがある項目がございましたら、お気軽に弊社までご相談ください。また、本ブログでも詳細な解決策を紹介してまいります。
データは取得して終わりではなく、それをどう活かすかが重要です。