デザインソフトが入ってないからパワーポイントだけでバナーをつくってみた!
最終更新日:2023/10/27
ディスプレイ広告にバナーは欠かすことができませんが、制作するのに何かと時間がかかってしまいます。
いつも忙しいデザイナーさんの代わりに自分でつくれたら良いのですが、PhotoshopやFireworksは使ったことがない…。
そんな時は使い慣れているパワーポイントでバナーを自作してみるのはいかがでしょうか。
今回作るバナーの紹介
制作するバナーはサイズ:300px×250px pngファイルのバナー。
構成はこちらです。
バナーの枠組みをつくる
早速パワーポイントでバナーを作っていきましょう。
作成するバナーのcmでの値を算出する
パワーポイントは起動すると下記のような画面が表示されます。
上部メニューの
「デザイン」→「ページ設定」
から現在のスライド情報が確認する事ができ、デフォルトでは幅が25.4cm高さが19.05cmと設定されています。
今回のバナーサイズである300px×250pxにスライドサイズを変更したいのですが、実はパワーポイントは出力するサイズをピクセルで指定する事ができません。
その為希望のサイズが何cmなのかを算出し指定する必要があります。
サイズ算出には下記のようなサービスを使うのが便利です。
参考:みんなの知識 ちょっと便利帳 │ ミリでのサイズを解像度に合わせてピクセル値に変換
解像度 96dpi
縦幅のピクセル数 300pixel
縦幅のピクセル数 250pixel
と入力すると「縦幅の画面サイズ 66.1458mm、横幅の画面サイズ 79.375mm」という値が算出されましたが、小数点以下の計算で僅かにズレが生じる為
幅(W)66.3mm (6.63cm)
高さ(E)79.4mm (7.94cm)
という値が正しい値の様です。
この数値を先ほどの「ページ設定」に入力し、今回のバナーサイズのスライドに変更します。
レイアウトを整え出力する
大まかなレイアウトを整える
ページ設定が完了したらいよいよレイアウトを整えていきます。
しかしパワーポイントはプレゼン用途のツールの為、細かなデザイン調整を行うのが非常に困難です。
コツとしては
- 文字はそのままでは配置すると文字の間隔が開いてしまうので「より狭く(I)」に設定しておき、半角スペースなどを利用して調整を行う。
- パワーポイント単体では、画像の透過処理を行うことが出来ない為、必要がある場合は透過済のロゴを用意する。
- 微調整は「Ctrlキー」を押しながら矢印キーで行う
に気をつけて作業すると概ね良いです。
作成したバナーを出力する
パワーポイント上でバナーができたら、出力して見ましょう。
「ファイル」→「名前を付けて保存」
でファイルを保存します。
その際にファイルの種類は「PNG ポータブル ネットワークグラフィックス」を選択します。
これでpngデータでバナーが出力されました。
まとめ
今回はパワーポイントを使ってバナーを作ってみましたがデザイン作成を目的としたツールではない為、初歩的なところから苦戦したり細かい作り込みに大変苦労しました。
やはりバナー作成にはPhotoshopなどのデザインツールを用いて作るのが最善で、パワーポイントで作業を行うには手元にツールが無く急な修正が必要な場合のみに留めておくのが良さそうです。