エムタメ!について twitter

マーケティング担当者のために
マーケティングに関わるためになる情報をためていく

  1. TOP
  2. デザイン
  3. デザインソフトが入ってないからパワーポイントだけでバナーをつくってみた!

デザインソフトが入ってないからパワーポイントだけでバナーをつくってみた!

記事公開日:2017/07/07
最終更新日:2025/11/04
デザインソフトが入ってないからパワーポイントだけでバナーをつくってみた!

【この記事の要約】

この記事は、PowerPointで「ダサい」資料を作ってしまう原因と、それを避けて分かりやすく美しいデザインにするための基本原則を解説しています。

見やすい資料の基本は、「情報の整列」「近接」「反復」「対比」というデザインの4原則です。余白を意識して情報を整理し、関連する要素を近づけ、フォントや色の使い方に一貫性を持たせるだけで、デザインは格段に良くなります。この記事では、具体的なOK例とNG例を比較しながら、ノンデザイナーでもすぐに実践できる資料作成のコツが紹介されており、説得力のあるプレゼンテーションを目指すすべてのビジネスパーソンにとって必見の内容です。

 

【よくある質問と回答】

資料が見にくくなる、最もありがちな原因は何ですか?

情報を詰め込みすぎることと、要素が整頓されていないことです。一つのスライドに多くの情報を入れると、どこが重要なのか分からなくなります。また、文字や図形の位置がバラバラだと、視線が迷い、内容を理解する妨げになります。

デザインの4原則の「近接」とは、どういう意味ですか?

「関連する情報(要素)は、近くに配置する」という原則です。例えば、ある写真とその説明文は、グループとして近づけて配置します。逆に、関係ない要素との間には、余白をしっかり取ることで、情報のまとまりが視覚的に分かりやすくなります。

資料で使う色は、何色くらいが良いですか?

3色程度に絞るのが基本です。主に使う「ベースカラー」、メインとなる「メインカラー」、そして強調したい部分に限定して使う「アクセントカラー」の3つを決め、資料全体でそのルールを徹底する(反復)ことで、統一感のある、まとまった印象になります。

 

【ここから本文】

ディスプレイ広告にバナーは欠かすことができませんが、制作するのに何かと時間がかかってしまいます。
いつも忙しいデザイナーさんの代わりに自分でつくれたら良いのですが、PhotoshopやFireworksは使ったことがない…。

そんな時は使い慣れているパワーポイントでバナーを自作してみるのはいかがでしょうか。

今回作るバナーの紹介

制作するバナーはサイズ:300px×250px pngファイルのバナー。
構成はこちらです。

バナーの枠組みをつくる

早速パワーポイントでバナーを作っていきましょう。

作成するバナーのcmでの値を算出する

パワーポイントは起動すると下記のような画面が表示されます。

上部メニューの
「デザイン」→「ページ設定」
から現在のスライド情報が確認する事ができ、デフォルトでは幅が25.4cm高さが19.05cmと設定されています。

今回のバナーサイズである300px×250pxにスライドサイズを変更したいのですが、実はパワーポイントは出力するサイズをピクセルで指定する事ができません。
その為希望のサイズが何cmなのかを算出し指定する必要があります。

サイズ算出には下記のようなサービスを使うのが便利です。

参考:みんなの知識 ちょっと便利帳 │ ミリでのサイズを解像度に合わせてピクセル値に変換

解像度 96dpi
縦幅のピクセル数 300pixel
縦幅のピクセル数 250pixel

と入力すると「縦幅の画面サイズ 66.1458mm、横幅の画面サイズ 79.375mm」という値が算出されましたが、小数点以下の計算で僅かにズレが生じる為

幅(W)66.3mm (6.63cm)
高さ(E)79.4mm (7.94cm)

という値が正しい値の様です。

この数値を先ほどの「ページ設定」に入力し、今回のバナーサイズのスライドに変更します。

レイアウトを整え出力する

大まかなレイアウトを整える

ページ設定が完了したらいよいよレイアウトを整えていきます。

しかしパワーポイントはプレゼン用途のツールの為、細かなデザイン調整を行うのが非常に困難です。

コツとしては

  • 文字はそのままでは配置すると文字の間隔が開いてしまうので「より狭く(I)」に設定しておき、半角スペースなどを利用して調整を行う。
  • パワーポイント単体では、画像の透過処理を行うことが出来ない為、必要がある場合は透過済のロゴを用意する。
  • 微調整は「Ctrlキー」を押しながら矢印キーで行う

に気をつけて作業すると概ね良いです。

作成したバナーを出力する

パワーポイント上でバナーができたら、出力して見ましょう。

「ファイル」→「名前を付けて保存」
でファイルを保存します。
その際にファイルの種類は「PNG ポータブル ネットワークグラフィックス」を選択します。

これでpngデータでバナーが出力されました。

まとめ

今回はパワーポイントを使ってバナーを作ってみましたがデザイン作成を目的としたツールではない為、初歩的なところから苦戦したり細かい作り込みに大変苦労しました。

やはりバナー作成にはPhotoshopなどのデザインツールを用いて作るのが最善で、パワーポイントで作業を行うには手元にツールが無く急な修正が必要な場合のみに留めておくのが良さそうです。

 

 

【English summary】

This article explains the reasons for creating "uncool" presentations in PowerPoint and outlines the basic principles for creating clear and beautiful designs to avoid them.

The foundation of an easy-to-read presentation lies in the four principles of design: "Alignment," "Proximity," "Repetition," and "Contrast." Your design will dramatically improve simply by organizing information with an awareness of white space, grouping related elements, and maintaining consistency in the use of fonts and colors. Using concrete "Good" and "Bad" examples for comparison, this article introduces tips that even non-designers can immediately implement, making it a must-read for all business professionals aiming for persuasive presentations.

関連キーワード

バナー

特集

はじめての展示会物語

はじめての展示会出展までの道のりを描いたドッタンバッタン劇場

メールマーケティング
現役ITコンサルが創るデジタルマーケティングメディア

この記事を共有