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【20選】周年記念サイトでこれまでとは違うプロモーションを

記事公開日:2016/06/13
最終更新日:2025/11/07
【20選】周年記念サイトでこれまでとは違うプロモーションを

【この記事の要約】

周年記念サイトとは、企業が創立10周年や50周年といった節目(アニバーサリー)に、特設で開設するWebサイトです。これは、単なるお祝いの告知ではなく、企業のブランディングを強化するための重要なマーケティング施策として位置づけられます。

主な目的は、対外的(エクスターナル)な「企業ブランディング」と、対内的(インターナル)な「インナーブランディング」の2側面にあります。対外的には、顧客や取引先に対し、これまでの感謝を伝えると共に、企業の歴史や実績を改めて提示することで、信頼性やブランドイメージを向上させます。対内的には、従業員に対して自社の歩みを共有し、帰属意識やロイヤリティ(愛社精神)を高める効果が期待できます。

サイトに必要なコンテンツとしては、「トップメッセージ(感謝と未来への展望)」、「企業の歩み(沿革・歴史)」、「記念イベントやキャンペーンの告知」、「関係者からの祝辞」などが一般的です。この「周年」という機会を戦略的に活用し、社内外のステークホルダーとの関係性を再構築するハブとして機能します。

 

【よくある質問と回答】

なぜわざわざ周年記念サイトを作るのですか?

主な目的は「ブランディング」です。対外的(お客様・取引先)には、感謝を伝え企業の信頼性を高めるため、対内的(従業員)には、自社の歴史を共有し帰属意識を高める(インナーブランディング)ためです。

周年記念サイトには、どのようなコンテンツを載せるべきですか?

「経営者からのトップメッセージ(感謝と未来への展望)」、「企業の歩み(歴史・沿革)」、「記念イベントやキャンペーンの告知」などが定番のコンテンツです。

周年記念サイトは、いつまで公開すべきですか?

明確な決まりはありませんが、1年間限定で公開するケースが多いです。ただし、コンテンツを企業の歴史資料として恒久的に残す場合もあります。

 

【ここから本文】

周年記念サイトとは、企業や商品・サービスなどの創立からの周年記念を周知するWebサイトのことです。

周年記念サイトには、周年記念を迎えられたことを祝い、社内外に感謝の気持ちを表現する意味合いがあります。

今回は、企業の特色を上手に表現しているサイトを20点、ピックアップしてご紹介します。


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1.株式会社トンボ鉛筆

株式会社トンボ鉛筆

画像引用元:株式会社トンボ鉛筆

MONOシリーズの消しゴムや鉛筆などで有名な株式会社トンボ鉛筆の100周年記念サイトです。

「トンボのキセキ」というコンテンツでは、時代の流れとともにその時期に開発された製品が紹介されています。

トンボ製品のこれまでの製品開発の歴史を上手く見せている点が特徴的です。

ヒット商品が多いトンボだからこそできる記念サイトだといえます。

「これからも人間のそばを離れない」というキャッチコピーも秀逸ですね!

【参考記事】

2.グリー株式会社

グリー株式会社

画像引用元:グリー株式会社

ゲーム事業を中心にインターネット上でエンターテイメントを数多く提供しているグリー株式会社の10周年記念サイトです。

挨拶やこれまでのヒストリーも紹介していますが、10年間会社が成長していくうえで、お世話になったお客様にフォーカスし、「お客様の声」をメインに構築しています。

コンテンツ形式は、動画インタビューやお祝いメッセージ。これらを数多く載せることで、同社と取引がない企業やよく知らなかったという一般ユーザーにも「信頼できる会社」という印象を与えています。

3.コクヨ株式会社

コクヨ株式会社

画像引用元:コクヨ株式会社

文具やオフィス家具を製造・販売するコクヨ株式会社のキャンパスノート40周年記念サイトです。

ほかの記念サイトと同様に、これまでの歴史紹介なども載せていますが、大きな特徴は「40周年記念のさまざまなキャンペーン」を打ち出していること。

LINEとコラボしてスタンプをプレゼントしたり、卒業・入学記念品として写真入りのキャンパスノートを家族や同僚向けなどに送ることができる、などのさまざまな企画を行っています。それをFacebookやTwitterをうまく活用しながらプロモーションしています。

4.大東建託株式会社

大東建託株式会社

画像引用元:大東建託株式会社

建設業大手の大東建託株式会社の40周年記念サイトです。

これまでの歴史と経済の流れを時系列でわかりやすく紹介しています。

特徴は、40周年記念として行ったキャンペーン情報、イメージキャラクターの募集、イベント情報などをブログ形式で配信している点です。

40周年を機にさまざまな取り組みを行い、それをWebサイトでうまく表現しながらブランディング力を高めています。

5.オリンパス株式会社

オリンパス株式会社

画像引用元:オリンパス株式会社

カメラの製造技術を核とする精密機械器具の製造販売を手がけるオリンパスグループの100周年記念サイトです。

同サイト上でも「100周年記念サイト」と表記していますが、独立したドメインではなく、コーポレートサイトのなかに設けられています。

内容としては、奇をてらったものはなく、ヒストリー紹介などオーソドックスなものばかりですが、とにかくコンテンツ数が多く、「オリンパス製品ミュージアム」「数字で知るオリンパス」「ロゴマークの変遷」「経営理念」「オリンパスの技術」「オリンパスのデザイン」、身近な生活のなかにあるオリンパス製品を紹介する「社会とつながるオリンパス」やドキュメンタリー動画、社会貢献活動の紹介など、盛りだくさん。

これだけのコンテンツを作れるだけの情報量と資本力が感じられる大企業ならではの周年記念サイトとなっています。

6.株式会社ヨックモック

株式会社ヨックモック

画像引用元:株式会社ヨックモック

葉巻のかたちをした「シガール」というクッキーで有名なヨックモックの50周年記念サイトです。

コンテンツのラインナップは、ご挨拶、商品の歴史、50周年事業の取り組み紹介のほか、「ヨックモックの軌跡」として各時代のトピックスを短いコラムにまとめたコンテンツなど。

特徴的なのが「I LOVE YOKMOKU」で、お客様、お取引先様、社員それぞれから寄せられた、商品や企業、業務などにまつわるさまざまなエピソードを掲載しています。

企業に関わる人々からの愛着が感じられるすてきなコンテンツです。

7.シチズン時計株式会社

シチズン時計株式会社

画像引用元:シチズン時計株式会社

時計や時計部品の製造販売を手がけるシチズングループの100周年記念サイトです。

時代ごとの開発製品紹介や初代社長などキーパーソンの紹介、社会貢献活動の3つのコンテンツで構成されています。

製品の歴史に関するコンテンツは、周年記念サイトでよくあるものですが、人にスポットを当てた企画や、企業理念の「市民に愛され市民に貢献する」に沿った社会貢献活動紹介がユニークです。

グローバル企業だけあって英語サイトも用意されています。

8.関西ペイント株式会社

関西ペイント株式会社

画像引用元:関西ペイント株式会社

総合塗料メーカーの関西ペイント株式会社の100周年記念サイトです。

コンテンツは、写真と文章でこれまでを振り返る「関西ペイントの歩み」のほか、挨拶や100周年記念事業、新たな企業理念の紹介などで構成される「次の100年に向けたビジョン」で過去と未来の両方に目線を向けた内容となっています。

こちらも英語サイトが用意されています。

9.ニッコー株式会社

ニッコー株式会社

画像引用元:ニッコー株式会社

陶磁器やセラミック製品などの製造を行うニッコー株式会社の111周年記念サイトです。

他社の周年記念サイトと比べると派手さがなく、真面目な同社の社風が伝わってくるようなビジュアルとなっています。

「111年の歩み」としてヒストリーコンテンツはも用意されていますが、「社員のコメント集―わたしの一歩―」がこのサイトのメインコンテンツとなっており、
社員それぞれが考える「わたしの一歩」が自筆で書かれた画用紙を持ってさまざなポーズを取る社員たちの写真は秀逸な企画。

採用コンテンツとしても効果がありそうなアイデアです。

10.株式会社北川本家

株式会社北川本家

画像引用元:株式会社北川本家

京都・伏見の清酒「富翁」醸造元である株式会社北川本家の創業360周年記念サイトです。

記念イベントやヒストリーの紹介のほか、「社員が選ぶ5大ニュース」として360年の歴史のなかで印象に残っているニュースのアンケート結果が掲載されており、ユニークです。

ほかにも、製品の人気投票など「参加型」のコンテンツが多い印象です。

11.ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ

ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ

画像引用元:ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ

ヒルトンホテルの100周年記念サイトです。

100周年特別企画プランやフェアの紹介のほか、ヒルトンが初めてホテルで実施したといわれるサービスをクイズ形式で紹介。

「ヒルトンの歴史」「イノベーション」「ヒルトン効果」とコンテンツ名こそ異なるものの、見せ方を変えた歴史紹介コンテンツが多いという印象です。

12.日本ガイシ株式会社

日本ガイシ株式会社

画像引用元:日本ガイシ株式会社

電力用がいし・セラミックスの製造・販売を行う日本ガイシ株式会社の100周年記念サイトです。

Webサイトの構造としては、グローバルサイトのなかに日本語版サイトがあり、このなかに100周年記念ページが設けられています。

コンテンツは、創業のきっかけを紹介する「イントロダクション」、「トップメッセージ」、「グループ理念」、同社のつよみをまとめた「さらなる成長を目指して」、「ヒストリー」などオーソドックスなラインナップとなっています。

13.福井県民生協協同組合

福井県民生協協同組合

画像引用元:福井県民生協協同組合

福井県の正式認可を受けている地域購買生協である福井県民生協の40周年記念サイトです。

記念誌や記念イベント、記念企画の紹介と、オフラインでの記念事業についての告知要素が強いサイトとなっています。

会員から40周年記念に寄せたお祝いメッセージを紹介する「おたより」が設けられています。

14.週刊少年チャンピオン

週刊少年チャンピオン

画像引用元:週刊少年チャンピオン

「弱虫ペダル」などの連載をもつ秋田書店の漫画雑誌「週刊少年チャンピオン」の50周年記念サイトです。

読者からの人気投票で選ばれた企画が実現する「セレクトマニフェスト」、読者から企画を募集する「ドリームプロジェクト」、歴代の漫画家から出品されるチャリティーオークション、漫画家へのインタビュー記事など、漫画雑誌ならではの企画コンテンツが並びます。

15.APU20周年記念サイト

APU.png
画像引用元:立命館アジア太平洋大学

立命館アジア太平洋大学の20周年記念サイトです。

現学長のほか、歴代の学長からの挨拶、社会で活躍する卒業生のインタビュー動画など、企業の周年記念サイトとは一味違ったコンテンツが並びます。

16.しまねっこ10周年記念サイト

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画像引用元:公益社団法人 島根県観光連盟

島根県の観光キャラクター「しまねっこ」の10周年記念サイトです。

「みんなと遊べる記念サイト」がコンセプトで、1年単位で過去を振り返る「10年のあゆみ」や、これまでに交流のあった他県のキャラクターとのフォトを掲載した「お友だちメモリー」といった周年記念サイトらしいコンテンツに加え、「フォトコンテスト」「新曲動画募集」などの参加型コンテンツが設けられています。

17.ハイポネックスジャパンの50周年キャンペーン

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画像引用元:ハイポネックスジャパン

園芸肥料・園芸用品の輸入・販売などを手がけるハイポネックスジャパンの商品、マグァンプKの発売50周年キャンペーンサイトです。

公式キャラクター「マグァンプくん」をフィーチャーし、ARを活用してマグァンプくんと一緒に写った写真か、同社の商品が写った写真をSNSに投稿するフォトコンテストや、マグァンプくんの折り紙の作り方など、参加して楽しめるコンテンツが工夫されています。

18.駅すぱあとWebサービス10周年記念サイト

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画像引用元:株式会社ヴァル研究所

出発地点と到着地点を入力すると公共交通機関の最適経路を教えてくれる、駅すぱあとWebサービスのリリース10周年を記念したWebサイトです。

1ページのみで構成されており、同サービスのコンセプトや新ロゴの紹介のほか、アンケート調査やハッカソン作品募集は別サイトへのリンクのみという作りを取っています。

19.長野電鉄100周年記念サイト

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画像引用元:長野電鉄

長野県北部地域に路線を持つ長野電鉄の100周年記念サイトです。

記念動画が掲載され、記念企画イベントや記念グッズの情報が更新されるニュースリリースが設けられています。
参加型コンテンツとしては、「思い出エッセイ」が企画されています。

20.湯川酒造店 創業370周年記念サイト

yukawabrewery.png
画像引用元:湯川酒造店

長野県で酒造を営む湯川酒造店の創業370周年記念サイトです。

コンテンツは「ご挨拶」「歴史」「未来」「記念酒」とシンプルで、同社の日本酒の味わいがイメージされます。

21.まとめ

5年程前までの周年記念では、既存のお客様にCDやカタログを配ることが主流でしたが、最近ではWebサイトを作ってアピールする企業が増えてきています。

周年記念サイトを作ることにより

・新規営業の際の話題にできる

・既存顧客に、再度強み等をアピールできる

・社員の意識向上・意志統一に役立つ

・会社の認知度を高める

といった効果が見込めます。

企業の歴史を振り返って「何を一番大事にしてきたか?」「どの分野に力を入れてきたか?」などをわかりやすくアピールできれば、いつもとは違う角度からのプロモーションが可能です。

これから創立記念を迎えられる企業様は、記念のかたちとして「周年記念サイトの制作」という方法もあるのだということを覚えておいてください。


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【English summary】

An "Anniversary Site" is a special website launched by a company to mark a milestone, such as its 10th or 50th anniversary. It is positioned not just as a celebration announcement, but as a key marketing initiative to strengthen corporate branding.

Its main purposes have two facets: external "corporate branding" and internal "inner branding." Externally, it expresses gratitude to customers and partners while showcasing the company's history and achievements, thereby enhancing credibility and brand image. Internally, it is expected to boost employee morale and loyalty by sharing the company's journey and fostering a sense of belonging.

Common content required for the site includes a "Top Message (gratitude and future vision)," "Company History (timeline)," "Announcements of special events or campaigns," and "Congratulatory messages from stakeholders." It functions as a hub to strategically leverage the anniversary opportunity and rebuild relationships with both internal and external stakeholders.

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