ちょっと待って!Webサイトを公開する前にチェックすべき項目
最終更新日:2023/10/19
Webサイトの制作やリニューアル作業は、公開時期が決まっている場合も多いもの。
しかし、制作過程で思いのほか時間がかかり、公開ギリギリまで作業や確認が続く…というのはよくあることです。
Web制作会社になんとか締め切りまでに対応してもらい、最終確認をせずに、あわてて「公開してください!」と伝えてしまったことはありませんか。
一般的には、Web制作会社は自社のガイドラインに沿って、納品前に一通りのクオリティチェックを行っています。
しかし、確認もれや、うっかりミスを防ぐためにも、ダブルチェックは必要です。
今回の記事では、ホームページやWebマーケティングの担当者が覚えておきたいWebサイト公開前のチェック項目をご紹介します。
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1.Webサイト公開時に起こりがちな問題
新しいWebサイトを公開する段階で、起こりやすりトラブルにはどんなものがあるでしょうか。
問題のカテゴリや原因はさまざまですが、よくある問題の例を確認してみましょう。
- 誰がサーバーにアップするのか決めていない
- 本番環境のドメインやサーバーのアカウントがわからない
- コンテンツの内容に誤字や間違いを発見する
- リンク先が意図した遷移と違う
- フォームやSNSボタンが正しく動作しない
- デバイスやOSによって正しく表示されない
- Google Analyticsなど解析ツールのタグを設置し忘れている
- 旧アドレスからのリダイレクトが設定されていない
このように、Web公開時に起きるトラブルは、多種多様です。
コーポレートサイト、サービスサイト、ECサイトなど、Webサイトの種類や求める機能によっても生じる問題は異なるでしょう。
これらのアクシデントの多くは、Web制作会社と事前に業務範囲や依頼内容をつめたり、制作過程で互いにチェックしたりすることで避けられるものです。
公開時にあわてないためにも、Web担当者が気をつけたい公開前の確認項目をおさえておきましょう。
2.公開前のチェック項目一覧
技術的な確認項目は下記以外にも多くありますが、発注者が知っておきたいWebサイトの公開前のチェックポイントをまとめました。
カテゴリごとに分けてご紹介します。
デザイン・コンテンツ関連
- テキストに誤字・脱字・スペルミス・機種依存文字がないか
- 意図的ではない表記のゆれがないか(例:WEB・Web・ウェブ)
- 文字の表記が統一されているか(半角・全角、日付の表現など)
- 最終デザインの通りにコーディングされているか
- 表示速度が遅すぎるページはないか(とくにモバイル環境にて)
- テスト段階のダミー画像やダミーテキストが残っていないか
- 埋め込んだ外部メディア(地図、動画、SNSなど)が正しく表示されているか
設定・コーディング関連
- リンク切れがないか、意図した通りにリンクされているか
- 動作保証されたOS/ブラウザの各バージョンで正しく表示されているか
- リダイレクト設定が正しく設定されているか
- 404エラーページが用意されているか
SNS・コンタクト関連
- 問い合わせフォームがすべて正しく動いているか(送信先、件名、サンクスページ、入力アシスト、必須項目エラーなど)
- ショッピングカートが正しく動作しているか
- チャットなど、外部ツールと連携するシステムが正常に動いているか
- SNS共有ボタンが設定されているか、正しく動作しているか
SEO設定関連
- h1(大見出し)にキーワードが含まれているか
- タグ情報が設定されているか(titleタグ、meta description)
- 検索エンジンに対応するためのxml形式のサイトマップが設定されているか
- パンくずリストが全ページに適切に表示されているか
- すべての画像にaltテキスト(画像の概要を説明する代替テキスト)が表示されているか
解析ツール導入関連
- Google Analyticsなどの解析ツールのタグが設定されているか
- コンバージョン測定を行う場合、完了ページ等にタグが設定され、正しくカウントされているか
- Search Console(Googleが提供する管理ツール)が設定されているか
権利・セキュリティ関連
- サイトポリシーやSSL認証シール、プライバシーマーク等を表示しているか
- 著作権侵害の疑いのあるコンテンツを使っていないか
- コピーライト表記を入れているか
- 正しくSSL通信できているか
3.まとめ
上記でご紹介した項目は、数あるチェックリストのなかの一部ですが、気をつけなければならないポイントや概要を知っておくことで、制作段階から注意しておくことができます。
Webマーケティング担当者が、技術的な確認をすべて自分で行う必要はありませんが、パートナーであるWeb制作会社としっかりコミュニケーションをとりながら、ミスのない公開をめざしましょう。