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無料で使えるコピペチェックツール【4選】

記事公開日:2020/05/11
最終更新日:2023/10/26
無料で使えるコピペチェックツール【4選】

コンテンツマーケティングの一環としてコンテンツの質を高めようと、記事のライティングを含むサイト制作を自社内で行う企業は多いのではないでしょうか。

コストや人的リソース面からクラウドソーシングサービスを活用する企業もあるでしょう。

 

Webサイトの記事を作成・公開するにあたって問題となることのひとつが「無断転載(盗用)」です。

不正な「コピペ(コピーアンドペースト)」を多用したWebサイトはコピーコンテンツとみなされ、著作権侵害のおそれがあるほか、Googleからの評価にも悪影響を及ぼします。

 

ここでは、コピペチェックツールのうち、無料で使えるものをご紹介します。

なぜコピペチェックが必要なのか?

ここでいう「コピペ」とは、Webサイト上の文章や画像をコピーアンドペーストして、自分の作品であるかのように扱うこと(無断転載、いわゆる盗作)を指します。

このようなコピペによるコピーコンテンツには次のような問題があります。

 

 

  • 誰かの著作権を侵害するリスク

    そもそもコピペ元のコンテンツが著作権を侵害している場合もあるので要注意。

  • Googleの検索順位の下落、ひいては自社の信頼の失墜

    ひとたびGoogleペナルティを受けてしまうと、回復に時間がかかる。

 

日本では2012年に導入されたGoogleの「パンダアップデート」から、コピーコンテンツやワードサラダなどGoogleのガイドラインに違反する低品質なWebサイトは検索順位が大きく下がりました。

これは、内容的に重複したコンテンツの作成を避けるというGoogleの基本的なポリシーによるものでもあります。

そもそもなぜコピペが発生するかというと、インターネットの普及によりWebコンテンツ上の情報をコピペする操作が誰でも簡単にできてしまうことと、企業などコンテンツ制作者にとってのコンテンツ不足が原因だと言われています。

 

なお、コピーコンテンツとは他のWebサイトからのコピペによるものを指すだけでなく、自社サイト内でコンテンツの内容が重複しているものも指します。

いずれもGoogleペナルティの対象となるので注意が必要です。

参考記事:

検索エンジンで上位表示させるためのSEO対策【超初級】

SEOを基本から解説!最低限抑えたい施策から無料ツールまで

転載と引用の違い

それでは、自社サイトの記事を書くときには競合サイトの内容を一切参考にしてはいけないのでしょうか。結論としては「転載はNG、引用はOK」です。

 

「転載」が元のコンテンツを自分のコンテンツの中心的なものとするのに対し、「引用」はあくまでも自分のコンテンツの内容を補完するために行うものです。

 

「コピーコンテンツ」とみなされないようにするためには、コンテンツを引用する際には引用元の運営者の利用規約を確認するなど引用ルールを守り、引用タグを正しく使うことでGoogleペナルティを回避することができます。

 

焦点となるのはコンテンツの独自性であり、他の記事をコピペした量だけが問われるのではなく質も問われることは心にとめておきましょう。

参考記事:

これって、著作権侵害!?オウンドメディアでの引用NG例・OK例

納品フローをチェックしよう

ライティング業務を外部委託するとき、委託先が企業であるかフリーランス(個人)であるかで納品時のチェック体制が変わってきます。

 

企業の場合は納品時の条件にコピペチェックが含まれていることもあります。

フリーランス(個人)の場合は契約内容によりコピペチェックが含まれないこともあるので、納品後にオウンドメディアの編集部で行う必要があります。

 

クラウドソーシングを活用している場合も同様です。

記事外注で納品されたものをコピペチェックせずに公開すると、知らず知らずのうちに思わぬリスクを負うことになるので注意しましょう。

参考記事:

ちょっと待って!Webサイトを公開する前にチェックすべき項目

無料で使えるコピペチェックツール【4選】

「コピペチェックツール」とは、自社内で制作した記事や外部から納品された記事に、他の記事からコピペされた箇所が含まれているか否かを調べることができるツールです。

 

記事の一文ずつではなく丸ごとチェックできるツールもあり、納品時や公開前のコピペチェックに役立ちます。

ここでは無料で誰でも簡単に利用できるツールを4つご紹介します。

CopyContentDetector

CopyContentDetector

運営会社名:株式会社ウェブサークル

回数無制限で一度に4,000文字までのコピペチェックが可能。独自のアルゴリズムにより、対象Webページとの類似度も高速で判定できます。

今までに登録した文章同士でのコピペチェックができるので、記事を外注する際に自社サイト内でコピーコンテンツが発生するのを防止するのにも役立ちます。有料APIプランもあり。

こぴらん

こぴらん

運営会社名:(個人運営)

登録不要の簡易コピペチェッカー。チェックしたい文章を所定のフォームに入力してチェックボタンを押すと、25文字以上80文字未満の文に自動的に分解され、それぞれの文の「類似数(Web上で同じ文が見つかった場合のページ数)」が検出されるという仕組みです。

「こぴらんブックマークレット」を使えば任意のページ内の文章を「範囲選択」するだけでコピペチェックができます。より高精度なサービスとして月額有料制の「コピペリン」あり。

影武者

影武者

運営会社名:CROCO株式会社

記事作成代行サービス「Shinobiライティング」を運営するCROCO株式会社のコピペチェックツール。「Shinobiライティング」の納品前チェックシステムにより外注記事の不正なコピペをチェックし、自社サイトのテキストの無断転載・盗用もチェックすることができます。無料プランは月に10回まで利用可能。有料プランには3つのグレードが用意されています。

コピーコンテンツチェックツール

コピーコンテンツチェックツール

運営会社名:ランサーズ株式会社 (LANCERS,INC.)

クラウドソーシングサービスの「Lancers(ランサーズ)」が運営するコピーコンテンツチェックツール。法人アカウントに登録している方のみ使えるサービスです。検索したい文章を入力あるいはファイル添付するだけで簡単にチェックでき、「Lancers(ランサーズ)」で納品された記事のチェックには特に便利です。

1アカウントあたり1日10回まで無料で利用可能。公式サイトに「~いまだけ無料で使えます。」と記載されているので今後の動向は要確認です。

まとめ

コピペチェックは、それを怠ることで起こりうる損害の大きさを考えると、リスクマネジメントのひとつとして記事の納品・公開フローに採り入れるのがおすすめです。

 

SEOを考慮しユーザーのニーズに沿ったコンテンツ作成をするなかで、自社の記事の内容が競合他社のものとどうしても似通ったものになり、重複してしまうこともあるでしょう。

無断転載による著作権侵害をしないこと、引用のルールを守ることはもちろんですが、トラブルを未然に防ぐにはコピペチェックがすべてではありません。

 

オリジナリティと信頼性を担保し、SEOに強くユーザーにとっても有益な記事を作成するためには、引用する資料や参考にする元記事の情報が正しいものであるかどうかを見極めることも重要です。

参考記事:

【記事の書き方】記事作成(ライティング)のコツとは?ユーザーが読みやすい記事を書こう!

社内ライティングの校正でよくチェックが入る項目

「DMCA悪用問題」はサイト運営者なら必ず知っておくべき。著作権を守る「DMCA」とは?

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