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2019年 世界の大富豪ランキングTOP10がやっている習慣

記事公開日:2019/04/08
最終更新日:2023/11/17
2019年 世界の大富豪ランキングTOP10がやっている習慣

毎回好評をいただいている「世界の大富豪ランキングTOP10がやっている習慣」、2017年2018年に続いて、最新の2019年版をお届けします。

今年は、ニューフェイスが2人ランクイン、上位はほぼ変化なしという結果になっています。資産額を見ると、10位は2018年よりも77億ドル少ないのに対し、1位はプラス190億ドルと格差が開いています。 

さっそく、10位からランキングと習慣を見ていきましょう。

【第10位】[NEW]ラリー・ペイジ/508億ドル(米国/グーグル)

ラリー・ペイジ

画像引用先:http://www.huffingtonpost.com/

今回、初めてトップ10入りしたラリー・ペイジは、言わずと知れた米グーグル社の共同創業者であり、前CEOで、現在は自身が共同設立者でもあるコングロマリット企業、米アルファベット社のCEOを務めています。

ラリーは、1973年にアメリカ合衆国ミシガン州でミシガン州立大学計算機科学・人口知能教授の父と、同大学でコンピュータプログラミングを教える母の間で次男として生まれました。子どもの頃から、コンピューターやテクノロジー関連の雑誌が身近にあったといいます。

6歳からコンピューターに触れはじめ、ミシガン大学では計算機工学を専攻。卒業後は、スタンフォード大学の計算機科学の博士課程に進学し、ここでのちのGoogle社の共同設立者となるセルゲイ・ブリンと出会います。

セルゲイとの共著で論文を執筆して修士号を取得すると、休学して1998年にGoogle社を共同設立しました。検索されたキーワードがそのWebページに何回登場するかによってランク付を行っていた当時の検索エンジンに対し、2人は、Webサイト同士の関係性を分析してランク付を行う理論を提唱しました。

設立当初は非公開企業で、エンジェル投資家などから資金援助を受けていましたが(そのなかには、アマゾンのジェフ・ベゾスも…!)、2004年に株式公開を行うと、株式の時価総額は230億ドルを超えました。

そんなラリーの習慣は「世界を変えられると信じること」。ラリーは「世界を変えられると信じることで、毎朝わくわくした気持ちで目覚められる」と言ったそうですが、現在、CEOを努めるアルファベット社では、気球を使ってネット接続可能エリアを広げるというプロジェクトや人類の寿命の延長に取り組んでいるそうです。また、私財1億ドルを投じて航空機メーカーの「革命的な新しい交通手段」を支援しているともいわれています。世界にイノベーションを起こすべく、果敢に未知の領域に挑戦しているようです。

【第9位】[NEW]マイケル・ブルームバーグ/555億ドル(米国/ブルームバーグ)

マイケル・ブルームバーグ

画像引用先:https://www.cnn.co.jp/

2017年版の10位にランクインしていた米ブルームバーグ社の創業者であるマイケル・ブルームバーグが再びトップ10入りしました。2017年の475億ドルから80億ドル増の555億ドルでのランクインです。

2018年10月に、2001年以来17年ぶりに民主党員に復帰しましたが、次期大統領選の有力候補とされながら出馬しないことを発表。トランプの再選を阻止することを優先した結果、自身が出馬するよりもほかの民主党候補者の応援に回ることを選んだようです。

ブルームバーグ社で富を築いたマイケル・ブルームバーグですが、倹約を習慣にしており、仕事用の靴は2足のみを使い、片方を修繕しているときはもう片方を履いて通勤…というスタイルで10年以上愛用しているといいます。

【第8位】[-3]マーク・ザッカーバーグ/623億ドル(米国/フェイスブック)

2017年版2018年版で5位にランクインしていた米フェイスブック社の共同創業者であり会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグが、2019年版では3ランクダウンの第8位に。ただ、総資産額そのものは上がっており、+63億ドルの623億ドルとなりました。

去年(2018年)のフェイスブックのトピックスといえば、選挙コンサルティング会社のケンブリッジ・アナティカへの個人情報漏えいスキャンダル。これを受けてマークは、今後のフェイスブックを「プライバシー重視」へと転換する方針を発表しました。

一方、2018年4月にYoutube本社で起きた銃乱射事件をきっかけに、フェイスブック取締役会はマークとその家族の警護費用の増額を決定。アメリカのCEOの警護費用としてはトップの1,000万ドルを投じることになりました。ちなみに、アマゾンのジェフ・ベゾスの警護費用は160万ドルだというので、桁違いですね…。

そんなマークは、現在でも毎日同じTシャツを着ているのでしょうか…?

【第7位】[+3]ラリー・エリソン/625億ドル(米国/ソフトウエア事業)

2017年版では7位、2018年版では10位だった米オラクル社の元CEOで会長兼CTOのラリー・エリソンは、前回より40億ドル増で第7位となりました。

2018年末には、電気自動車メーカーのテスラがラリーを新たな取締役として迎えることを発表。ラリーは、テスラのCEOであるイーロン・マスクとは親友同士だと公言しているといいます。今回の人事は、イーロンの株式非公開化に関するツイートや発言が米証券取引委員会に提訴された和解案のひとつであり、ラリーはイーロンのお目付け役として抜擢されたようです。

そんなラリーの習慣は、「競争すること」。もちろん、「勝ち」にもこだわりを持ちます。ビジネスだけではなく、趣味のヨットレースでも、10年以上挑戦し続けたヨットレースの最高峰「アメリカンズ・カップ」で2010年に悲願の優勝を遂げました。

【第6位】[±0]アマンシオ・オルテガ/627億ドル(スペイン/インディテックス)

2017年版では4位、2018年版では6位だったアマンシオ・オルテガは、現状維持の6位でしたが、試算額は-73億ドルの627億ドルどまりでした。

アマンシオは、現在、不動産事業を拡大しており、アマゾンが本社を構える米シアトルのビルも買収しています。ジェフ・ベゾスは、アマンシオに賃料を支払っていることになります。

【第5位】[+2]カルロス・スリム・ヘル/640億ドル(メキシコ/通信事業)

2017年版では6位、2018年版では7位だったカルロス・スリム・ヘルは、今回、ランクアップして第5位にランクイン。ただし、試算額は-31億ドルと減額しています。これには、2018年、ドル高によりラテンアメリカ諸国で通貨安となったことと、カルロスがCEOを務める通信会社のテルセルの株価が過去1年で下落傾向にあることが影響したようです。

実は、フォーブスの世界長者番付で2010年から4年連続で1位を記録していたこともあるカルロス。こんなときこそ、習慣である「倹約と貯金」が活きるのかもしれません。

【第4位】[±0]ベルナール・アルノー/760億ドル(フランス/LVMH)

前回、いきなり第4位からトップ10入りしたLVMHの会長兼CEOであるベルナール・アルノーは、ランキング順位こそ現状維持であるものの、資産額は+40億ドル。ベルナールの資産のほとんどがクリスチャン・ディオールとLVMHの株式だといいます。2018年、両社の売上高は過去最高を更新し、保有株価の上昇が要因となったようです。

2018年6月には、息子のアントワン・アルノーがLVMHのSNSをはじめとするコミュニケーション領域のトップに任命されました。すでに、ベルルッティのCEOとロロ・ピアーナ会長を兼任しており、3つの職を兼任するかたちです。いつか、息子のアントワンが長者番付のトップ10入りする日が来るかもしれませんね。

【第3位】[±0]ウォーレン・バフェット/825億ドル(米国/バークシャー・ハサウェイ)

2017年版で2位、2018年版で3位だった米バークシャー・ハサウェイ社の会長兼CEOであるウォーレン・バフェットは、今回、15億ドル減額の825億ドルの総資産で第3位をキープしました。

ウォーレンは長期投資を良しとしており、なかでも株式での投資に重きを置き、ほかの投資商品を激しく批判することもあります。過去には、金投資や仮想通貨について批判的な発言をしています。

長年、変わらずに株式投資を支持している姿からも、「日常生活や習慣を守る」というウォーレンの揺るぎない精神が伝わってきます。

【第2位】[±0]ビル・ゲイツ/965億ドル(米国/マイクロソフト)

2017年版で1位、2018年版で2位だった米マイクロソフト社の共同設立者であり元会長兼顧問のビル・ゲイツは、今回、+65億ドルの965億ドルで2位をキープしました。

米マイクロソフト社は、パブリッククラウドにおけるAzureの世界シェアがAWSに次いで第2位と順調に伸びていることを受け、クラウドサービス主導で売上高も好調です。ただし、ビルは2017年6月に同社の保有株6,400万株をビル&メリンダ・ゲイツ財団に寄付しており、マイクロソフト株に占めるビルの保有割合はわずか1.3%ともいわれています。

ビルが第一線を退いて慈善事業に比重を置くようになってからも資産を増やし続けているのは、競争の激しいマイクロソフトの株式を手放す一方で飲料メーカーや鉄道、銀行、ホテルなどさまざまな分野の株を購入し、その時価総額と配当金が上昇しているためと考えられます。第3位にランクインしているウォーレン・バフェットの株式も保有しているそう。

つまり、現在のビルの主な収入源は「資産運用」であるといえます。そして、それを任されているのが米カスケード・インベストメント社。同社は1995年にビルが設立した投資会社で、現在も会長を務めており、オーナーもビル。CEOのマイケル・ラーソンが、ビルの資産だけでなくビル&メリンダ・ゲイツ財団の資産(資金)の管理・運用も担当しています。

こうした万全な資産管理が行えているからこそ、安心して毎晩、寝る前にお皿を洗ったり読書をしたりといったことを習慣として続けられるのかもしれません…!

【第1位】[±0]ジェフ・ベゾス/1,310億ドル(米国/アマゾン・ドット・コム)

2017年版で3位、2018年版で1位だったアマゾン・ドット・コムの共同創設者であり、CEO兼取締役会長兼社長のジェフ・ベゾスが資産額を190億ドルも増やし、2年連続で第1位を獲得しました。

ジェフの最近のホットな話題といえば、不倫報道。不倫相手の兄が二人のやりとりメッセージをタブロイド誌に売ったというニュースも流れました。しかし、そんな私生活のスキャンダルとは裏腹にアマゾンの売上は絶好調で、ジェフが保有するアマゾンの16%の株式の時価総額は、フォーブスの長者番付発表時よりさらに上昇しているとみられます。

そんなジェフの習慣として、以前「徹底的にムダを嫌う」ことをご紹介しましたが、もう一つ。「睡眠時間を大切にしていて、毎日8時間を確保し、朝は目覚まし時計を使わずに自然に目覚めるようにしている」そうです。

シリーズ第3弾となる世界の大富豪の習慣紹介ですが、いかがでしたか?
すぐに始められる習慣も多いので、大富豪を目指して、今日からスタートしてみてはいかがでしょうか。

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