御社のWebサイトは常時SSL化の対応は完了していますか?SSL化するメリット・デメリットまとめ
最終更新日:2023/11/21
こんにちは。スターティアラボ編集部です。
最近PCを再起動した後にChromeを開いてみると、SSL化したWebサイトには「保護された通信」という表示が出るようになりました。
これは、2017年1月にリリースされる「Chrome 56」よりWebサイトのURLにて安全性の表示が行われるようになった流れになります。
Googleの公式サイトにも、表示するとアナウンスが出ています。
https://security.googleblog.com/
ちなみにYahoo!でも2016年4月から2017年3月までの間に全てのサービスにおいて常時SSL化に対応するとしています。
http://docs.yahoo.co.jp/
では、そもそもSSL化とはなんでしょうか。
また、SSL化をサイト全体に行う必要性があるのか、なぜ常時SSL化を行う企業が増えてきているのかをご案内していきます。
1、SSL化とは
SSLとはSecure Sockets Layerの略称で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みの事を言います。
その為、多くの企業では個人情報を記載するフォームに設置されています。
暗号化しないと、悪意あるユーザーに情報を盗まれてしまい、迷惑メールが増えてしまったり、クレジットカード情報を盗まれてしまうなどネット犯罪の危険性が高まってしまいます。
その為、GoogleやYoutube、Yahoo!やFacebookなど多くの人が利用するWebサイトは既に常時SSL化に踏み切っています。
安心してユーザーがWebサイトでお問い合わせを行ったり個人情報を入力する為には必要なことになります。
2、常時SSL化のメリット
①Webサイトのセキュリティの強化
前述にもしていますが、HTTPで接続している場合は悪意あるユーザーから盗聴されたり、攻撃を受けてしまう可能性があります。
また、SSLを導入するとWebサイトURLの左側にFireFoxやChromeでは鍵のマークや、「保護された通信」と記載があることによってユーザーへの安心感を与えることが出来ます。
②SEO対策
2014年にGoogleは、ユーザが安全にWebサイトを閲覧できるようにWebサイト全体にSSLを実装した常時SSL化を行っているサイトを検索順位で優遇するようなロジックを実装しています。
優遇するとは言っても、現時点での検索結果においての大きな要因とはなってはいません。
しかし、Googleのポリシーとしてユーザーを第一に考えているので、今後重要な要因になる事になります。
③通信速度が早くなる
HTTP/2対応のブラウザであるIE、Safari、FireFox、Chromeなどのブラウザの最新バージョンは対応しています。
その為、SSL化されていないHTTPのサイトよりも、早いという検証結果が出ているそうです。
3、常時SSL化のデメリット
①費用が掛かる
サーバにSSL証明書を発行したり設置する手間があり、また月額費用が上がるようになります。
その為、中小企業様や個人でWebサイトを運営している方にはまだ導入は早いかなと考えられている方も多いのではないでしょうか。
②サイトのURLが変わる
WebサイトのURLが「http」から「https」へ変化する為、リダイレクトの設定や、企業であれば名刺に記載している
Webサイト名の変更を行う手間がかかります。
また、通常URLが変更されると別のアカウントと認識されるためソーシャルメディアのFacebookやTwitterのいいね数などがリセットされてしまいます。
また、Google Search ConsoleにおいてもSSL化を行うと違うサイトとして
認識する為新しく設定する必要があります。
4、常時SSL化している弊社制作サイト
41Web
弊社のWebサイトも常時SSL化を行っております。
▼株式会社寺田電機製作所様
https://www.terada-ele.co.jp/
▼株式会社三洋様
https://www.sanyo-ltd.com/
▼ツカサ電工株式会社様
https://www.tsukasa-d.co.jp/
▼株式会社大阪屋栗田様
https://oakpress.oak-pd.co.jp/
5、まとめ
多くの企業で常時SSL化への対応は進んでいきます。
現状でもChromeでは「保護された通信」という表示がされるようになったため今後はHTTPSのWebサイトが当たり前になる時代も近くなるのではないでしょうか。
企業様ごとによって見極めのタイミングはあるかとは思いますが、ユーザビリティを考えた場合いずれ移行を考えられた方がいいかもしれません。