「ヒーローヘッダー」新しいWEBデザインのトレンドをBtoBの企業で使うとこうなる!
最終更新日:2025/11/04

【この記事の要約】
ヒーローヘッダーとは、Webサイトのファーストビュー(最初に表示される画面領域)に、大きく印象的な画像や動画を配置したデザインのことです。ユーザーがサイトを訪れた瞬間に、ブランドの世界観を伝え、心を掴むことを目的とします。
ヒーローヘッダーを効果的に機能させるには、ただ美しいビジュアルを置くだけでなく、その上に「自社が何者で、どんな価値を提供できるか」を簡潔に伝えるキャッチコピーと、ユーザーに次の行動を促す明確なCTA(Call To Action)を配置することが不可欠です。サイトの第一印象を決定づけ、ユーザーのエンゲージメントを高める上で非常に強力なデザイン手法です。
【よくある質問と回答】
ヒーローヘッダーを使うと、どんないいことがありますか?
サイトの第一印象を、非常に強く、感情的にユーザーに訴えかけることができる点です。美しい写真や感動的な動画は、ユーザーの興味を一瞬で引きつけ、「このサイトは何かすごそうだ」「もっと見てみたい」という気持ちにさせ、直帰率の低下に繋がります。
ヒーローヘッダーに使う画像を選ぶ際のポイントは何ですか?
ターゲットユーザーが「自分ごと」だと感じられる画像を選ぶことが重要です。例えば、BtoBサービスなら、ターゲットとなる業界の人が実際に製品を使っているシーン、BtoCサービスなら、ターゲット層のライフスタイルを象徴するような画像が良いでしょう。単に綺麗なだけの風景写真などでは、メッセージは伝わりません。
動画をヒーローヘッダーに使う場合の注意点はありますか?
ページの表示速度が遅くならないように、動画ファイルの**容量をできるだけ軽く**する必要があります。ページの読み込みが遅いと、ユーザーは動画が再生される前に離脱してしまいます。また、音声はデフォルトでオフにしておく、短いループ動画にするといった配慮も重要です。
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ビジネスの世界では、相手に与える“第一印象”は数秒で決まると言われています。
第一印象が良いと、次のステップも良い方向に進みやすいですが、 悪い印象を与えてしまうと回復するのに余計な時間がかかってしまいます。
“第一印象”が大切という考え方は、ウェブサイトでも同じように、印象が良いと次を見たいと興味を湧かせることができます。
その一方、悪い印象を与えてしまうと、サイトの閲覧者はページを閉じてしまいがちです。
今回は、ウェブサイトの“第一印象”を良くする、「ヒーローヘッダー」について説明します。
1.「ヒーローヘッダー」とは
「ヒーローヘッダー」とは、ウェブサイトのファーストビューに伝えたいメッセージ文言や、ナビゲーションメニューなどを全画面の画像や動画の上に配置したデザインのことをいいます。
これまでも、大きめの画像を使って会社や商品を訴求するという手法はありましたが、「ヒーローヘッダー」は、ヘッダーと言いながらも、全画面表示であることが特徴です。

ヒーローヘッダーに表示するヘッダーイメージ例
- テキスト付イメージ
- スライドイメージ
- 固定イメージ
- ビデオ動画
- アニメーションイメージ
会社やブランドのロゴ、ナビゲーションメニューなどは、 イメージ写真に注目されるように、大抵は左上や右上の端に配置されます。
「ヒーローヘッダー」は、ビジュアルの要素に強く注力するため、シンプルなタイポグラフィーやミニマルな配色で作成されることが多く、サイト全体的なコンテンツの配置もシングルカラムのレイアウトが目立ちます。
2.「ヒーローヘッダー」の効果
「ヒーローヘッダー」は、全画面の画像を使うことで、ウェブサイトを開いたときに、一瞬で会社や商品のイメージを印象づけて表現することができます。 そして、閲覧者をサイトの中へと引き込むことで、見てほしいコンテンツへも誘導しやすくなります。
さらに、全画面の動画をウェブサイトの背景として使用することで、 サイトを訪れた人の興味が全画面の画像のときよりも高まります。
ただし、「ヒーローヘッダー」を使用する際には注意も必要です。
全画面の画像や動画の画質が悪かったり、表現するイメージが悪かったりすると、 サイト全体の印象も悪くする恐れがあるため、この効果をうまく活用するためには、 高画質で雰囲気あるすばらしいイメージ画像や動画が必要不可欠となります。
また、レスポンシブサイトで「ヒーローヘッダー」を動画にした場合は、 スマートフォンでは閲覧できないケースが多いため、固定イメージに変換したほうが良い効果を与えられます。
3.「ヒーローヘッダー」のポイント
ヒーローヘッダーを使用する場合、いくつかのポイントを念頭に置く必要があります。
ここでは作成するポイント5つをご紹介します。
シンプルなデザイン
使用する画像や動画のデザインの邪魔にならないように、 コンテンツ全体にメリハリをつけて、シンプルなデザインを意識しましょう。 シンプルなデザインでも、必ずヒーローとなる画像や動画の領域はしっかり確保しましょう。
見出しタイトル・メニューのフォント
見出しタイトルは、閲覧者がはじめに見る箇所となるため、訴求したい文言を的確に表現する必要があります。 タイトルには太字を使用したり、ナビゲーションメニューにはシンプルなフォントを使用し、差別化を図りましょう。
ヒーローイメージ・ヒーロー動画
画像や動画には、テキストを読みやすくするためにパターンやグラデーションを重ねて文字を読みやすくしましょう。 レスポンシブサイトの場合、ウィンドウサイズごとに確認して、重要な箇所が切れないかを必ず確認しましょう。 特にスマートフォンで閲覧した際には注意が必要で、画像サイズや動画サイズが大きすぎると、 処理速度に影響してしまうため、適切なサイズに圧縮してください。
配色
ヒーローイメージは、ヒーローとなる画像の領域が広いため、派手過ぎる画像はあまり相応しくありません。 閲覧者を疲れさせないためにも、モノクロの写真を使用したり、単色カラーで色を抑えめにしてシンプルな配色にしましょう。
CTA(Call-to-Action)ボタン
ヒーローイメージや見出しタイトルの見せ方が決まったら、 閲覧者に押して欲しいアクションボタンもデザインしましょう。 ヒーローイメージ同様に、CTAボタンも視覚的に目立たせることが必要です。
4.BtoB企業サイトの「ヒーローヘッダー」事例
IR情報などの情報発信を主としたコーポレートサイトではやや使いにくいですが、会社のメッセージを大胆に伝えたいブランディングを目的とした企業サイトではとても効果的です。
「ヒーローヘッダー」を上手く活用した、BtoB企業サイト5社をご紹介します。
https://www.apollon-group.co.jp/
参考:株式会社アポローン
参考:株式会社テイ・エス・メカティック
https://www.marketenterprise.co.jp/
参考:株式会社マーケットエンタープライズ
参考:丸京染色株式会社
参考:株式会社前田組
5.最後に
冒頭でも記述したとおり、ビジネスでは“第一印象”の大切さがよく言われますが、ウェブサイトでも“第一印象”の良さは、閲覧者のクリック率を上げる重要なポイントのひとつとなっております。
もちろん、ウェブサイトは“第一印象”がすべてではありませんが、 ユーザーに選んでもらえるようなサイトにしていかなければいけません。
今回ご紹介した「ヒーローヘッダー」は、会社や商品のイメージを訴求しやすい表示エリアのため、貴社のサイトで印象が良いイメージをユーザーに届けられるか、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか。
【English summary】
A hero header is a design that places a large, impressive image or video in the first view (the screen area that is visible upon initial visit) of a website. Its purpose is to convey the brand's worldview and capture the user's heart the moment they visit the site.
To make a hero header function effectively, it is essential not only to place a beautiful visual but also to overlay it with a concise catchphrase that communicates "who your company is and what value it can provide," and a clear CTA (Call To Action) that prompts the user's next action. It is a very powerful design technique for defining a site's first impression and increasing user engagement.









