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Webライティングにおけるキャッチコピーの考え方

記事公開日:2016/07/12
最終更新日:2025/11/06
Webライティングにおけるキャッチコピーの考え方

【この記事の要約】

ペルソナとは、自社の製品やサービスのターゲットとなる「理想の顧客像」を、具体的な人物レベルまで詳細に設定したものです。コンテンツマーケティングやSEOにおいて、ペルソナ設定は施策の土台を築く上で最も重要なプロセスの一つです。

なぜなら、ペルソナが明確でなければ、ターゲットの真のニーズや検索意図を捉えられず、誰にも響かないコンテンツが量産されてしまうからです。具体的には、年齢、性別、職業、役職といったデモグラフィック情報に加え、その人物が「日常でどんな課題を抱えているか」「情報収集にどのチャネルを使うか」「なぜそのキーワードで検索するか」といった心理や行動パターンまで深く掘り下げます。

このように設定されたペルソナは、対策すべきキーワードの選定、記事のトーン&マナー(文体)、そしてどのチャネルでコンテンツを配信すべきかという戦略全体の一貫性を担保します。ペルソナという「たった一人」の顔を思い浮かべてコンテンツを作ることで、結果としてその背後にいる多くの潜在顧客の共感を呼び、SEO評価の向上とコンバージョンに繋がります。

 

【よくある質問と回答】

なぜコンテンツマーケティングでペルソナ設定が重要なのですか?

ターゲットが曖昧なままでは、誰の心にも響かない当たり障りのないコンテンツになってしまうからです。ペルソナを明確にすることで、その人が抱える具体的な悩みや検索意図に答える「刺さる」コンテンツが作れます。

ペルソナはどの程度まで詳細に設定すべきですか?

年齢や性別、職業といった基本情報だけでなく、その人が「日々どんな課題を感じているか」「情報収集に何を使うか」「なぜそのキーワードで検索するか」といった行動背景や心理まで深掘りすることが重要です。

ペルソナを設定すると、SEOにどのような良い影響がありますか?

ペルソナが検索するであろう具体的なキーワード(ロングテールキーワード)の選定が容易になります。また、ペルソナの検索意図に深く応える記事は、結果としてGoogleからの評価(専門性・信頼性)も高まりやすくなります。

 

【ここから本文】

こんにちは。

スターティアラボABM課コンサルタントの小木曽です。

すっかり夏の陽気ですね。

夏といえばWebライティングとキャッチコピーですね。

ということで、本日は、Webサイトにターゲットを呼び込む際に必要となるWebライティングにおけるキャッチコピーの作り方に関して、押さえるべきポイントを紹介します。

キャッチコピーの役割

はじめに、キャッチコピーの目的に関して定義しておきます。
キャッチコピーとは一般的に下記のような目的で作成されます。

「ターゲットの心を強くとらえ、興味を持たせ行動させる宣伝文句」

まず、一般的なキャッチコピーは、ターゲットに気づいてもらう必要があります。
そのためにはインパクトが必要です。

次に、コンテンツの対象に対して興味を持ってもらう必要があります。

そして、そのまま目的のアクションを行ってもらえば、一般的なキャッチコピーの目的は達成されます。

ただし、これは一般的な話であって、Webライティングにおけるキャッチコピーには特有の役割があります。

主にWebライティングにおけるキャッチコピーとしては2つの目的があります。

1つが「SEO対策の効果を発揮し、利用者を集客すること」
もう1つが「注意をひき、興味を持たせ、行動を起こさせること」です。

また、キャッチコピーを表示させる箇所は3箇所あり、下記の3つになります。

・ 広告のタイトル
・ 検索結果の一覧
・ 各ページのタイトル

キャッチコピー作成時のポイント

では、キャッチコピーを考えるときに押さえなければならないポイントを紹介いたします。

①ターゲットになりきる

もっとも重要なことは、ターゲットになりきることです。
自分だったらどんな言葉や刺激に対してアクションを起こすのか考えることが相手を動かす際の大前提です。

②プラスな面やポジティブな面から書く

当然のことではありますが、プラス面やポジティブな面から書くことが大切です。
キャッチコピーに入れられる要素は限られているので、マイナス面を入れてしまうとそれを払拭するのは難しいです。
プラス面、ポジティブで明るい面を意識して作成しましょう。

③説得力のある理由を明示する

情報には根拠が必要です。単なる情報だけでは人間は動きません。

数値的な根拠、ターゲットと近い属性のクライアントの声、業界の権威の言葉などを
コンテンツに盛り込み、説得力のあるキャッチコピーを考えましょう。

④伝わることを重視する。

キャッチコピーというと、うまい言い回しやひねった表現をしたがる人がいますが、大切なのは「意図が伝わること」です。

うまい表現を意識する前に、まずはメッセージが伝わるかどうかを肝に銘じてください。

⑤より多くの候補を出す。

当たり前ですが、良いキャッチコピーを生み出すためには、多くの候補を出すことが必要です。

どんな天才でも1度で最高の案を出すことは困難です。

多くの案を出していく中で、洗練されたキャッチコピーを作っていきましょう。

人が動く3つの情報

ターゲットの心に響き、アクションを起こさせるキャッチコピーには共通点があります。

人が動くには共通点があるからです。

主には以下の3点です。

・金銭的な情報

・ためになる情報

・限定情報

1つ1つ解説していきます。

①金銭的な情報

先ほど挙げた3つの中では「金銭的なお得情報」がもっとも威力があり、人を動かします。

その際のアピールポイントとしては、割引価格、無料提供、契約条件の3つです。

『今なら20%引き!』

②ためになる情報

「ためになる情報」は、その情報を欲しがっているターゲットには有効ですが、「金銭的なお得情報」ほど幅広い層にはアピールできません。

しかし、ターゲットが明確化できていれば非常に効果的なアピールが可能です。

『快適な一人暮らしができる方法!』

③限定情報

キャッチコピーで効果を発揮する「限定」は、「数量や地域」の限定と「期間」の限定に分けられます。
こちらはセットで使うと非常に効果的です。

『本日限定!○○が先着10点のみ大特価5割引き』

6つのアピールポイント

最後に、Webライティングにおけるキャッチコピーで使えるアピールポイントを5つ紹介いたします。

①「金銭」

先ほども「金銭的な情報」が有効とお話ししましたが、やはりもっとも効果のあるアピールポイントは「金銭」です。

キャッチコピーも作成しやすいので、まずはこの金銭に関してアピールできないかを検討してみましょう。

②「健康」

「健康」も万人に共通したアピールポイントです。

ただし、「健康」は問題が起こるまでは意識の外にあるケースが多いため、普段はそこまで注目されません。

そのため、健康は万人に共通した重要な分野ではありますが、人によってはあまり効果を発揮しないことも多々あります。

③「美容」

こちらも万人に効果的なわけではないですが、女性などに非常に重要な効果を発揮します。

目的とターゲットが合致した場合は、非常に大きな効果を発揮していくでしょう。

④「喜び」

人によって喜ぶポイントは異なるため、なかなかひとくくりにするのが難しいですが、
ターゲットをしっかりと明確化し、その上で「喜び」を感じるであろうポイントを見つけ、
アピールすることで効果的なキャッチコピーが作成できます。

⑤「名誉」

人は誰もが認められたいという“承認欲求”を持っています。

それを満たしてくれる情報に対しては強い興味を持つことでしょう。

⑥「安心」

健康と同様に、安心のないときはアピールを発揮しませんが、やはり大事になるのが「安心」です。

人は何かしらの不安があり、そこから解放してくれるものに対しては興味を持ち、アクションを起こすのです。

終わりに

ここまで、Webサイトに顧客を呼び込むために必要なキャッチコピーの作成のポイントを紹介してきました。

Webライティングをしていく上で、誰もが一度は悩むところだとは思いますが、良いキャッチコピーを書く方法はたった1つです。

それは、とにかくたくさん書いて、たくさん試すことです。

練習なくして上達はありません。

今回のブログのポイントを押さえながら、自社であればどこをアピールできるか考え、たくさん練習して「これは!」というものを生み出してください。

 

 

【English summary】

A "persona" is the "ideal customer profile" for a company's products or services, defined in detail down to the level of a specific individual. In content marketing and SEO, persona setting is one of the most crucial processes for building the foundation of any initiative.

This is because without a clear persona, it is impossible to grasp the target's true needs or search intent, leading to the mass production of content that resonates with no one. Specifically, in addition to demographic information like age, gender, occupation, and job title, it delves deeply into psychological and behavioral patterns, such as "what challenges they face daily," "which channels they use for information gathering," and "why they search using specific keywords."

A persona defined this way ensures consistency across the entire strategy, including keyword selection, the tone and manner of articles, and the channels used for content distribution. By creating content while visualizing this "single individual," the persona, a company can ultimately evoke empathy from the many potential customers behind them, leading to improved SEO evaluation and conversions.


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