今、一番よく使われているCMSトップ20位を発表。国産CMSでは1位:ShareWith、2位:Movable Type、3位:Blue Monkeyという結果に!
最終更新日:2023/11/14
Web制作の専門知識を持たない人でも簡単にWebサイトの更新ができるCMS(コンテンツマネジメントシステム)。WordPressなどのオープンソースから国産CMS、海外発の独自CMSまでさまざまな選択肢がありますが、他の企業や競合はどのCMSを使っているのでしょうか?
本コラムでは、上場企業3,737社(2021年7月末時点)が保有しているWebサイト1万4,100URLを対象に調査された最新の「CMSの導入数ランキング」をご紹介します。CMSの導入を検討している方は、ぜひ参考にご覧ください。
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1.最新!上場企業CMS導入数ランキング(2021年8月)
株式会社DataSignが発表した「DataSign Report 上場企業 CMS調査 2021年8月版」より、上場企業のCMS導入数最新ランキングをご紹介します。
調査対象は、上場企業3,737社(2021年7月末時点)が保有しているWebサイト1万3,306URLで、クローリングによる各種CMSの検出結果がまとめられています。ツール検出数のランキングは次の通りです。
※日本取引所グループの上場銘柄一覧に含まれている企業が対象。Pro Market は対象外。
<上場企業のCMS導入数ランキング上位20位>
調査日:2021年8月19日
検出されたCMSサービス:43
【1位】 WordPress (3,110件)
WordPressは無償でソースコードが公開される「オープンソース」ソフトのCMS。無料で使える手軽さと、カスタマイズの多様性で世界的なシェアを誇ります。
【2位】 ShareWith (155件)
★国産CMS第1位★
http://www.share-with.info/jp/
ShareWith(シェアウィズ)は野村インベスター・リレーションズ株式会社が提供する定額制のクラウドCMS。IRに強い点が特長で、すべてのページの編集から更新までをひとつのプラットフォームで実現します。
【3位】 Movable Type (129件)
★国産CMS第2位★
https://www.sixapart.jp/movabletype/
Movable Typeはシックス・アパート株式会社が開発・提供するCMSプラットフォーム。最新バージョンである「Movable Type 7」はコンテンツを構造化して保存し、その出し入れを容易にします。
アメリア発祥のCMSですが、2011年2月には米国Six Apart社から日本のシックス・アパートが事業と商標を継承しているので国産CMSとしています。
【4位】 Drupal (104件)
Drupalは拡張モジュールを追加することで機能を増やせるCMS。デフォルト言語は英語ですが44ヵ国語で利用することができ、多言語のWebサイトも制作可能です。
【5位】 Blue Monkey (69件)
★国産CMS第3位★
国産CMSであるBlue Monkeyはクラウドソフトのため、セキュリティは運営元であるクラウドサーカス株式会社が一括管理しています。
直感的な操作でCMSに不慣れな人にもわかりやすい機能を備え、Webサイト担当者の負担を軽減させるCMSツールです。
【6位】 HeartCore(59件)
HeartCoreはハートコア株式会社が提供する国産CMSです。日常的な更新業務のためにはOffice感覚で使えるエディタを搭載。
ヘッドレス配信機能や高度なコンテンツ検索機能のほか、コンテンツ翻訳サイクル自動化システムで多言語サイトにも対応しています。
【7位】 TYPO3 (55件)
TYPO3はフリーのオープンソースCMS。既存のテンプレートを選択して、ロゴ、色、フォントなどを変更することができます。また、エクステンションで柔軟性と拡張性を追加できる点がが特長です。
【8位】 DotNetNuke (49件)
DotNetNuke(ドットネットヌーク)はカナダで開発されたオープンソースCMSです。
CMSの利用自体が無料であるうえフリー機能もあるので、比較的安価にWebサイト構築をすることが可能です。
【9位】 NOREN (46件)
NORENは株式会社アシストが提供している国産CMSです。
使いやすいわかりやすい基本機能の充実が特長で、満足度の高いサポートとトレーニングを提供しています。
【10位】 はてなブログMedia (42件)
http://www.hatena.ne.jp/contentmarketing/blogmedia
オウンドメディア専用CMSであるはてなブログMediaは、株式会社はてなが提供する国産CMSです。
戦略的な企画・編集力でコンテンツ作成面を支援する点や、最新のSEOにあわせて機能が自動的にアップデートされる点が特長です。
11位から20位までは次の通りです。
順位 | 企業名 | 導入数 | URL |
---|---|---|---|
11位 | WordPress.com | 40件 | https://wordpress.com/ |
12位 | Adobe Experience Manager | 33件 | https://www.adobe.com/jp/marketing/experience-manager.html |
12位 | SITE PUBLIS | 33件 | https://www.sitepublis.net/ |
14位 | infoCMS | 29件 | https://www.infocms.jp/ |
15位 | SITEMANAGE | 28件 | https://www.sitemanage.jp/ |
16位 | a-blog cms | 23件 | https://www.a-blogcms.jp/ |
17位 | concrete5 | 22件 | https://concrete5-japan.org/ |
18位 | Vibit CMS | 21件 | http://www.vibitcms.com/ |
19位 | BiND | 20件 | https://bindup.jp/ |
19位 | Site Miraiz | 18件 | https://www.sitemiraiz.jp/ |
20位 | baserCMS | 16件 | https://basercms.net/ |
上記の調査結果を見ると、オープンソースソフトであるWordPressが引き続き一定のシェアを持つことがわかります。
オープンソースソフトは手軽である一方で、バージョンアップなどの保守管理や、セキュリティ対策を自社で行う必要があり、担当者にはWebに関するある程度の知識が求められます。最近では安全性の観点から、大手企業でWordPressなどの利用を控える動きも見られます。
今回のランキングでは、国産CMSに限ると、前回(2020年9月)に引き続き、1位:ShareWith、2位:Movable Type、3位:Blue Monkeyという結果となりました。
国内ベンダーが提供するMAツールはオープンソースソフトの人気に対し、日本企業の実情を考慮した機能や手厚いサポート体制を備え、また、セキュリティ対策などの安全面を強化することで差別化を図っていることがわかります。
前回の調査結果
前回(調査日:2020年9月14日)の調査結果のうち、1位~10位は次の通りです。
順位 | 企業名 | 導入数 | URL |
---|---|---|---|
1位 | WordPress | 3,003件 | https://wordpress.org/ |
2位 | ShareWith | 123件 | https://www.share-with.info/jp/ |
3位 | Movable Type | 111件 | https://www.sixapart.jp/movabletype/ |
4位 | Drupal | 92件 | https://www.drupal.org/ |
5位 | Blue Monkey | 51件 | https://bluemonkey.jp/ |
6位 | Adobe Experience Manager | 48件 | https://www.adobe.com/jp/marketing/experience-manager.html |
7位 | NOREN | 46件 | https://noren.ashisuto.co.jp/ |
8位 | DotNetNuke | 41件 | https://www.dnnsoftware.com/ |
9位 | TYPO3 | 37件 | https://typo3.org/ |
10位 | RCMS | 34件 | https://www.r-cms.jp/ |
2.まとめ
圧倒的トップシェアを誇るWordPressをはじめ、オープンソースソフトの人気はいまだに高いと言えます。しかし、さらにインターネットセキュリティ意識が高まる時流を受け、日本の大手企業では特に国産CMSを選ぶことが多いようです。
「Webサイトは作ってからが本番」と言われるように、Web制作にかかるコストは、制作時のにかかる料金だけでなく、将来的な運用や保守管理のコストも含めた見通しを以て考える必要があります。
さまざまな特長を持つCMSを比較・検討し、自社のニーズにあい、安心して使えるCMSツールを選びましょう。
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