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断捨離もここまでくれば気持ちいい!「ミニマリズム」なWEBデザインたち

記事公開日:2017/10/13
最終更新日:2025/10/27
断捨離もここまでくれば気持ちいい!「ミニマリズム」なWEBデザインたち

【この記事の要約】

ミニマリズムとは、「最小限主義」と訳され、余計な装飾をそぎ落とし、本当に必要な要素だけで構成するデザイン思想です。その本質は、単なるシンプルさではなく、「最も伝えたいメッセージを、最も際立たせる」という戦略的な考え方にあります。

Webデザインにおいては、多くの情報を詰め込みすぎず、たっぷりと余白(ホワイトスペース)をとることで、ユーザーはコンテンツに集中しやすくなります。ミニマリズムは、洗練されたモダンな印象を与えるだけでなく、サイトの表示速度を向上させ、ユーザーが迷わずに行動できるというユーザビリティ上のメリットも大きい、非常に機能的なデザインアプローチです。

 

【よくある質問と回答】

Q1. 「ミニマルデザイン」と「シンプルデザイン」は、何が違うのですか?
A1. ほぼ同義で使われますが、ニュアンスに違いがあります。「シンプル」が単純に「簡素」であることを指すのに対し、「ミニマル」は、意図的に、戦略的に要素を最小限まで絞り込んだという、より強い思想や哲学に基づいているというニュアンスがあります。ミニマリズムは、目的を達成するための手段としてのシンプルさです。

 

Q2. デザインにおける「余白(ホワイトスペース)」には、どのような役割があるのですか?
A2. 余白には、情報を整理し、重要な要素を目立たせるという重要な役割があります。要素がぎっしり詰まっていると、どこを見てよいか分からず、ユーザーは疲れてしまいます。たっぷりと余白を取ることで、コンテンツの可読性が高まり、最も見てほしいボタンや写真に自然と視線が誘導されます。

 

Q3. ミニマルデザインは、どのようなサイトに向いていますか?
A3. 高級ブランド、建築・デザイン事務所のポートフォリオ、Apple製品のような洗練されたプロダクトのサイトなど、ブランドイメージや美しさを重視するサイトに特に向いています。また、情報量を絞り、一つのメッセージを強く伝えたいランディングページなどにも効果的です。

 

【ここから本文】

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ウェブデザインにおいて、「ミニマリズム」は重要なコンテンツを伝えることができる方法として使用されています。

今回は、コンテンツをよりシンプルに見せる方法の「ミニマリズム」なWEBサイトをご紹介します。

1.ミニマリズムとは?

ミニマリズムといえば、「Less Is More(シンプルこそ美学)」というフレーズがたびたび登場します。この言葉はミニマリズムを表現するもっとも適切な表現のひとつとして使われています。

 

もともとは1960年代の半ばから、アメリカを中心に流行った考え方で、形態や彩色を極限まで削ったアートや建築物、ファッションのことで、ウェブデザインではこの考え方を、必要不可欠な要素だけでデザインすることで表現しています。

 

ミニマリズムのウェブデザインでは、不要な要素やユーザー行動に影響しないコンテンツを取り除くことで、ユーザーに重要なメッセージをよりシンプルに届けることができます。

 

このウェブデザインの特長としては下記が挙げられます。

ミニマリズムのウェブデザインの特長

  • 必要不可欠な要素のみでコンテンツを簡易化
  • 十分すぎる余白スペース
  • 使用するカラーは最小限
  • シンプルなナビゲーション
  • 細かいところまでこだわる
  • 単純なフォントを1つまたは2つ使用

2.ミニマリズムの考察

ミニマリズムなウェブデザインは、オシャレで洗練されていて、とてもスタイリッシュですが、その一方、ウェブサイトの目的によっては、とても使い勝手の悪いホームページになってしまいます。

そこでミニマリズムで作成するウェブデザインのメリット・デメリットを考えてみましょう。

メリット

ミニマリズムデザインのもっとも魅力的なところは、ユーサビリティとサイトを洗練させ、デザインに結びつけることで、デザインによるメリットは下記です。

 

  • ユーザーの印象が良い

ミニマリズムデザインのウェブサイトは、デザインが洗練されてスタイリッシュに見えるため、ユーザーに洗練された企業やサービスであることを強く印象付けることができます。

 

  • コンテンツを見てもらいやすい

シンプルにすればするほど、曖昧にすることができなくなり、余白の取り方やレイアウトに気を使うことで、見せたいコンテンツの印象を強くさせることができます。

デメリット

ミニマリズムデザインは、ユーザービリティが悪いと、どれだけオシャレでもユーザーの印象は悪くなってしまい、下記のようなデメリットが生じてしまいます。

 

  • なんのWebサイトかわからない

一般的にページを開いた5秒間で、どのようなウェブサイトかどうか認識されます。
すぐに認識できないサイトは直帰率の低下にもつながるため、要素を省きすぎてどのような目的かわからないサイトになる場合は、ミニマリズムデザインは使用すべきではありません。

 

  • どれが重用なコンテンツかわからない

装飾を省きすぎてどれが重要か分からない場合があります。
メニューやボタン、リンクがわかりづらかったり、見出しと本文の区分がつかなかったり、自分が今どのページにいるかわかりづらかったりする場合があります。

ミニマリズムデザインを作成する際は、不要な要素の排除とは一方、ユーザービリティが損なわれていないかを必ずチェックする必要があります。

3.ミニマリズムの参考サイト

ミニマリズムデザインを上手く活用すれば、ユーザーへの印象が良いウェブサイトを作成することができます。
ここではミニマリズムを上手く取り込めているウェブサイトをご紹介していきます。

 

 

Victoria Spicer

 

Victoria Spicer

 

 

Zero

 

Zero

 

 

StartupLab

 

StartupLab

 

 

Francfranc

 

Francfranc

 

 

SONIKPASS

 

SONIKPASS

4.ウルトラミニマリズムの参考サイト

上記で紹介したデザインもとても洗練されているウェブサイトですが、余分なものを最大限排除したウルトラミニマリズムのウェブサイトを見ていきましょう。

 

東日本朝日広告社

 

東日本朝日広告社

 

 

ipuheke

 

ipuheke

 

 

ARCHIS (アーキス)

 

ARCHIS (アーキス)

 

 

Studio commercial CUBE

 

Studio commercial CUBE

 

 

MEFILAS Inc.

 

MEFILAS Inc.

5.まとめ

ミニマリズムデザインは、企業やサービスが打ち出したい目的によって適する場合とそうでない場合があることを事前に把握した上で取り入れる必要があります。

 

例えばAppleやGoogleのように不要な要素を排除したデザインは、ユーザーへの印象が良くなる一方、目的やターゲットが意図しているものと違う場合、ユーザビリティが悪くなることがあります。

 

BtoB向けの場合、デザイン系の業界は洗練した企業イメージをユーザーに植え付けることには適していますが、製造系や商社などのウェブサイトでデザインを洗練させ過ぎると、企業の顔であるウェブサイトから企業イメージを紐付けることが難しくなってきます。

 

ミニマリズムデザインを活用する際は、目的・ターゲットを念頭において、ポイントで上手く取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

【English summary】

Minimalism, translated as "the principle of least effort," is a design philosophy that consists of only the truly necessary elements, stripping away superfluous decoration. Its essence lies not in mere simplicity, but in the strategic idea of "making the most important message stand out the most."

In web design, by not cramming in too much information and using plenty of white space, users can more easily focus on the content. Minimalism not only gives a sophisticated and modern impression but is also a highly functional design approach with significant usability benefits, such as improving site loading speed and allowing users to act without confusion.

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