本記事では、その調査結果を一部ご紹介します。
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調査テーマ:マーケティングオートメーションに関するアンケート
調査手段:インターネット調査
調査期間:2021年10月
対象者:企業に勤める全国の20代〜60代の男女
回答数:3655名
回答数3655名のうち、有効回答629名の回答者の属性は下記の通りです。
3655名の回答者の中で設問に回答した1588名のうち、マーケティングオートメーションを導入していると回答したのは17%という結果になりました。
MA非導入企業のうち、MAを知っている方(181名)に、導入に至っていない理由を問うと、「導入費用が高い」「月額費用が高い」が上位になることがわかりました。MAを導入しない(検討できない)理由として、2017年から2021年まで5年連続で「導入費用が高い」ことが最も多いという結果になっています。
マーケティングオートメーションで最も難しい・使いこなせない機能として挙げられたのが「スコアリング」、次いで「シナリオ設計」となりました。この2つの機能は、2017年のアンケート調査から連続5年で、最も使いこなせていない機能という結果になりました。
MAを導入している、もしくは導入したことがある方(237名)に、もし改めてMAを導入するとしたらと質問すると、「コンサルティングは導入せず、自社ですべておこなう」と回答した人はわずか21%(49名)という結果になりました。費用がかかったとしても、コンサルティングが必要と感じている人が多いことがわかりました。
MA導入者(306名)のうち28%が受注数(新規契約数)が増えたと回答しています。逆に、MA非導入者は増えたという回答が8%にとどまり、MA導入者と非導入者間でコロナ禍の受注数(新規契約数)に明確な差があったことがわかります。
昨年度の調査と比較してMAの導入率に関しては一昨年は13%、昨年は15%と増えており、今年度の調査でも17%と徐々に増加していることが明らかになりました。このことから、MAの導入が一過性のものではなく、世の中で徐々に進んでいることがわかります。しかしながら、導入できない理由としては、導入費用と月額費用の高さが最も大きな要因となっており、企業にとって依然として導入コストがMA導入の大きな壁になっていることがわかりました。
今年度も企業活動における新型コロナウィルスの影響が心配されましたが、昨年度に引き続きMA導入企業は非導入者に比べて、お問い合わせ数、商談数、受注数のすべてにおいて「増えた」という回答が多いことがわかりました。また、展示会などのオフライン施策について「効果がある」という回答が昨年度に比べ減っており、オフラインからオンライン施策への転換が数値にあらわれる結果となりました。
昨年度から大幅な変化があった項目はありませんでしたが、MAの導入率やオフライン施策の効果が下がっていることなどから、引き続き従来の営業活動からオンライン施策(Webマーケティング)への転換を余儀なくされていることが想定できます。また、昨年度に引き続きMA導入の有無と新型コロナウィルスの影響 の有無の相関性も判明しました。
ただし、MA導入者とMA非導入者どちらも「専門知識を持った担当がいない」ということを課題に感じている企業が多いという実態もあります。マーケティング人材をいかに確保していくか、または教育していくかに加え、専門知識を持った担当がいなくても始められる施策(ツール)を選択していくことも企業成長の大きな鍵になりそうです。
マーケティングオートメーションについては、こちらの記事もご覧ください。
マーケティングオートメーション(MA)ツールとは?基礎知識や活用手法、選定方法などをまとめて解説
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https://mtame.jp/white_paper/ma_report_202010/
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