「世界遺産」とも称されるサッカー界のスーパー・スター:アンドレス・イニエスタ。今年5月にバルサ(FCバルセロナ)からヴィッセル神戸への移籍が発表され、話題になりました。
バルサに22年間在籍し、通算600試合以上に出場。 デビュー前は、8歳で地元アルバセテ・バロンピエの下部組織に入団、12歳の時に出場した全国大会でさまざまなクラブの注目を集め、バルサに入団しました。
スペインでは、エル・イルシオニスタ(手品師)、エル・セレブロ(頭脳)、エル・カバジェロ・パリド(青白い騎士)と、さまざまな愛称を持つイニエスタですが、その偉業は目標についての考え方と努力が支えていました。
マーケティングにおいても、目標計画は大切。今回は、イニエスタの目標計画についてご紹介します。マーケターとして参考になるヒントを探ってみましょう。
画像引用先:Football ZONE web
サッカーファンの間のみならず、その名が知れわたっているスター選手:イニエスタですが、改めて彼の偉業を振り返ってみましょう。
トップチームでは史上最高となる計30タイトルを勝ち取っています。
多くのサッカー選手や監督たちからも称賛されています。
バルサ退団の際には、宿敵:レアル・マドリードの監督ジネディーヌ・ジダンからも、イニエスタのバルサ退団を惜しみ「最高のプレーヤー」と異例の賞賛が贈られています。
そんなイニエスタが長年を過ごしたFCバルセロナを退団すると発表したのが2018年4月27日のこと。最後のホームゲームとなったレアル・ソシエダ戦でもスタメンで好プレーを披露し、バルセロナの勝利(1-0)に貢献しました。
移籍先はJリーグのヴィッセル神戸。5月26日にホームスタジアムであるノエビアスタジアム神戸イニエスタのウェルカムイベントが開かれた際、今後の目標について「まずは早くチームに合流してたくさん練習してなじむこと。ヴィッセル神戸でリーグ優勝、そしてアジア制覇を目指す」と語ったといいます。
実際に、イニエスタのチーム合流は、本人の希望により予定を前倒し、7月22日に第17節・湘南ベルマーレ戦の後半13分に渡邉千真との交代によりJリーグ初出場を果たしています。
2018年6月、イニエスタは第21回FIFAワールドカップに向けての目標について、「(1982年の優勝につづき)ワールドカップを再び制覇することだ。それが難しいのは理解している。ハードワークも必要になる。先の目標(優勝)を考えながら近くの目標(明日の試合での勝利)も考えなければならない」と語っています。
この発言からは、達成が困難に思われても目線を下げることなく、高い目標を掲げるイニエスタの姿勢が伝わってきます。
イニエスタは、バルサ時代にも以下のような発言をしています。
(頂点を極めたチームは落ちるだけなのではないか?というインタビュアーの問いに対し)「たしかに、高いレベルを保つことは難しいが、強い気持ちを持っていれば望みは叶うはず。私は自分を超えてさらに進むことを目標としている。過去に獲得したタイトルに満足してしまうような選手は競争を勝ち抜くことはできない」
では、イニエスタはこのような高い目標を達成するために、何を重視しているかといえば、それば「絶対的な努力」です。
たとえば、選手にとって大切なものは何かと聞かれたイニエスタは、「努力」だと答えています。 「若い選手にとって周囲の人たちの言葉は強い影響を与える。子どもの頃から『お前が一番だ』『完璧だ』といったことばかりいうのは逆効果。僕の周りにいた大人たちは謙虚で『努力しなければ何も成し遂げられない』といつも教えてくれた」
また、バルサのトップチームに上がれるのは、「才能のある選手よりも努力して伸びた選手の方が多い」とも語っています。 「トップチームに上がるために必要不可欠な価値観は「努力、規律、継続」。日々の努力は、きちんと報われるものだ。すべての練習で努力しなくてはいけない」
そして、イニエスタ自身、練習中に指導者に「もっと頑張れ」と言われたことは一度もないといいます。
移籍後も高い目標と絶対的な努力を貫くイニエスタとヴィッセル神戸の今後の躍進が期待されますね。
一方、ヴィッセル神戸のグループ企業であり2018年度のユニフォームスポンサーでもあるRakutenは、グループの動画配信サービス「Rakuten TV」や、「楽天エコシステム」などのチャネルを通じ、ヴィッセル神戸やJリーグ全体を国内外に発信する方針を発表しています。 マーケターとしては、Rakutenのイニエスタ獲得による広告効果や海外へのマーケティング戦略にも注目したいところです。
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