Indeed活用のメリットから効果を上げる方法とは

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最近は人事採用担当の方はもちろん、そうでない方でも「Indeed(インディード)」という言葉やCMは見聞きしたことがあると思います。

求職者の仕事探しの情報源は言わずもがなWeb(スマホ)へ集中してきています。
また、その探し方や選定の基準も多種多様になってきているのは明らかです。

人事・採用の悩みはそれだけに尽きず、入社後に様々な理由から「すぐに退職してしまう」「イメージと違う」など定着するまでに求職者も採用者もどちらも悩みは尽きません。

昨今の企業の採用競争において人事・採用担当者が今までの採用活動で抱える悩みを解決するための手段のひとつとしてサービスの認知、浸透をしてきている今だからこそ、Indeedのサービスについて、ただ“新しい採用方法だからやってみた”という段階から、その効果や運用などを見直す第一フェーズに差し掛かっています。

そんなIndeedについて正しく理解してそのメリットやデメリット、効果を出す為に必要なことを解説していきます。

1.Indeedとは

Indeedとは

“Indeed は世界 No.1 の求人検索サイト1として、毎月 2 億人以上のユニークビジター2を記録しています。求職者を第一に考える Indeed は、求人の検索、履歴書の登録、企業研究の機能を無料で提供しており、日々、数百万人の求職者が新しい仕事を見つけるサポートをしています。”
(Indeedより引用)

云わば、Googleの検索エンジンの採用特化版となれば少しイメージが沸いていただけますでしょうか。

Indeedは、その他の一般的な求人媒体や自社の採用サイトの情報までも垣根を越えてそれひとつで求人情報をまとめて収集できるという大きなメリットが求職者にはあります。

つまり、Indeedとは
インターネット上の求人情報を「収集」「整理」「検索」することができるサービスと言えるでしょう。

求職者(ユーザー)にとって、これほどまでに便利なことはないでしょう。そして採用者はこの世界最大の求人情報特化型の検索エンジンの波に乗らないわけにはいかない。というのがこのサービスが普及した大きな要因のひとつです。

(もちろん、「無料から始められる」というフレーズや、泉里香さんや斉藤工さん美男美女が「仕事探しはIndeed~♪」とテレビCMもありますが笑)

2.Indeedのメリット(他媒体と比較して)

そんなIndeedも国内では1220万人を超える求職者のユーザーが利用し正社員なら80万件、アルバイトなら90万件の求人数が掲載されています。

Indeed Japan設立2013年から2017年まで5年間で月間ユーザー数は2倍に。さらに、2018年の最新ユーザー数は2,300万人を突破(1年で更に2倍に)しました。

求職者ユーザーにとっては、この求人数が最大のメリットで間違いないでしょう。
自分にあった仕事探しが今までは様々な媒体に登録して、検索して・・・と、大変だった採用情報の収集もIndeedひとつで可能になったのは、実に嬉しいことです。

ここで本題ですが、採用者(企業)にとってのメリットは何か。
上記のようにIndeedは求職者の転職活動のメリットとなっていることがわかります。もちろん、年々利用するユーザーが増えてきているIndeed=必然的に露出の多いところに求人を掲載するというのは多くの求職者を集める上では企業側にとっては重要な第一歩です。

次に、他の大きな媒体と比べてメリットとなるのが、Indeedが「求人情報特化型の検索エンジン」ということです。
これが、企業にとって何がメリットとなるのでしょう。

一言でいうと「その企業の色が全面に出せる」ことです。
Indeedはあくまでも検索エンジンなので、その後のコンテンツの見せ方などは基本的に自由なのです。(もちろんIndeedの基準があったり、他媒体の情報であればそこの形式に則ることになりますが)

これが今Indeedが推奨している概念「オウンドメディアリクルーティング」です!

基本的な考え方としてはIndeedで検索して流入したら、独自の採用サイトで会社のことをよく知ってもらい、その会社の雰囲気や企業文化が形式にとらわれずに訴求できるという視覚的な体験のメリットがあります。

そうすることで企業(ユーザー自身にも)にとってはミスマッチを無くせるので、次々と辞めていく人の穴埋めをしなくちゃ・・・みたいなことが減るので結局採用コストを抑えることができることが企業にとっては大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

もう1点採用者(企業)側のメリットとなる点としては、GoogleやYahoo!などのSEOでの集客力があり、対策と改善を行うことでGoogleやYahoo!といった検索エンジン上でもIndeed上でも表示順位を高くすることができるということです。

従来の求人サイトのほとんどは「求人広告にかける費用の大きさ=表示順位の高さ」というイメージがありましたが、求職者とのマッチ度合い「ユーザーに合う求人」で変動します。

ですが、、、その表示順位の仕組み(アルゴリズム)をIndeedから公表されていない内容が多いという事があえて言うなら運用上のデメリットと言えます。
そのため、より一層ユーザー目線での採用サイトの構築、編集をする事が求められます。

3.無料と有料の特徴の違いについて

Indeedの特徴といえば、「無料で掲載ができる」ことは既にご存知の方が多いと思います。
ここでは、無料と有料について正しく理解していきましょう。

Indeedで無料掲載できるのは、「直接投稿」と呼ばれるIndeedのフォーマットに沿ったテキストのみの掲載がメインとなります。

一方有料掲載は直接投稿に加えて「クローリング型」といわれる掲載方法も行えます。
こちらが自社サイトや大手求人媒体に掲載している内容をIndeedのシステムで読み込むことで検索結果にテキストが表示される掲載方法です。

有料掲載は入札制で、クリックが発生すると課金されます(一般的なリスティング広告と同様)。その求人に対して1クリックいくらまでならかけられるかを自らリアルタイムで調整することができるので安心です。

無料掲載で、フォーマットも決まっているからそれで十分!とも言えるのですがひとつ大きな問題があります。
世界最大級の求人検索エンジンなだけに、Indeedには毎秒10件近い新規求人が追加されてしまいます。
無料投稿した求人は基本的にはどんどん掲載順位が下がってしまい、有料枠との比較で最大5倍ほどのクリック数の差が出てしまう。ということを理解しなければなりません。

やはり、Indeedをきちんと活用するにはまずは有料掲載を少額からでも運用することから始める必要があります。
そうして流入する採用サイトの構成や募集要項の中身までもその時代背景に沿ったものに改善していく、採用をマーケティングしていく事がこれからの採用の戦略としては必要不可欠となっていきます。

4.効果を上げる為の運用のポイント

先ほど、Indeedを活用して採用活動を成功させるためには運用改善をしていくことが必要となることをお伝えしましたが、Indeedから「何が上位表示する為に必要か?」が公開されていないブラックボックスの状態とは言え、ユーザーのこと、その時代のことを考えれば効果を上げる為の運用のポイントはいくつかあるはずです。

ここからは、その運用ポイントを4つご紹介できればと思います。

【ポイント①  スマホに最適化された採用サイト」になっているか? 】

まずは、「スマホに最適化された採用サイト」になっているか。基本的にはユーザーはスマホでIndeedを利用します。

そのため、採用サイトがスマホ対応していることが大前提となります。
これは現在のWebマーケティングの施策においては、もはや最低限度の対応ですが、Indeedでクローリング型での掲載の場合はWebサイト自体がスマホ対応していないとそもそもスマホでは掲載できません。
利用ユーザーの80%以上がスマホユーザーであることを考えるとこの条件へ対応できていないと意味がないと言っても過言ではありません。

【ポイント②  その時のトレンドワードも含めてコンテンツの対策ができているか? 】

次に、その時のトレンドワードも含めてコンテンツの対策ができているか。
飲食店を例にすると、カテゴリーとしては同じ「居酒屋」ですが「バル」や「バー」、「創作料理」など様々な言い方や特徴、トレンドのお店などでコンテンツのキーワードを適切に盛り込んでいるか=ユーザーが見つけやすいかに直結します。
頻繁に変えるということは実情難しいかもしれませんが、どんなキーワードでの流入が多いか(少ないか)の分析が可能なのでユーザー目線での改善が必要となります。

【ポイント③  中途採用の場合は特に「どんな企業か」「どんな雰囲気か」「どんな人が働いているか」などの会社のストーリーが訴求されているか? 】

中途採用の場合は特に「どんな企業か」「どんな雰囲気か」「どんな人が働いているか」などの会社のストーリーが訴求されているか。
これは直接表示順位やクリック率などに関係してくるか、明らかにされていませんが大事なのは、Indeedからクリックしてくれたユーザーがその会社に入社したい!一緒に働きたい!と思ってもらえるかは数値としては現れにくいかもしれませんが、重要な要素のひとつであるのは間違いないでしょう。

【ポイント④  定期的に更新(ABテスト)がされているか? 】

最後に自社サイトの運営にとってもとても重要なことです。更新している=活発に企業の採用活動がされているということとなり求職者にアピールすることができる事。もちろん、デジタルマーケティングの分野において作ったら作りっぱなし、データを元に効果検証を行わない。というのはNGです。

たとえば、、、

など、様々な魅せ方を更新することでIndeedの新着へとアップされますので求職者の目に留まりやすくなるというメリットもあります。


5.まとめ

いかがでしょうか。Indeedというサービスが浸透し、その効果を実感している方やうまく活用できずに採用で悩んでいる方など様々かと思います。
どんなサービスやツールでも、導入すれば成果があがるということはありません。

正しくサービスを理解し、そのために必要な費用や改善をすることで効果だけでなく達成感も味わうことができるのではないでしょうか。

 

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