エムタメ!について twitter

マーケティング担当者のために
マーケティングに関わるためになる情報をためていく

  1. TOP
  2. ソーシャル
  3. 「ブランドコンテンツタグ」でインフルエンサー広告を もっと効率的に!

「ブランドコンテンツタグ」でインフルエンサー広告を もっと効率的に!

記事公開日:2018/05/28
最終更新日:2023/10/27
「ブランドコンテンツタグ」でインフルエンサー広告を もっと効率的に!

みなさんはInstagramを利用している中で「ブランドコンテンツタグ」を見かけたことはありますか?
この機能は、芸能人・著名人やインフルエンサーと呼ばれる発信力の高いユーザーが広告投稿を行うことを明示するためのものです。

消費者に宣伝だと気付かせないように広告行為を行うステルスマーケティングの規制が厳しくなってきた昨今、インフルエンサーを使った広告の取り扱い方に頭を悩ます企業も多いでしょう。
しかし、今回ご紹介する「ブランドコンテンツタグ」を使うことで、そのような企業の悩みを解決し、インフルエンサーマーケティングをスムーズに行うことができます。

「ブランドコンテンツタグ」とは一体どのように使うことができるのでしょうか。詳しくご紹介します。

1.広告投稿(PR投稿)とは

前述したように、広告主とインフルエンサーが提携しており、広告として投稿を行っていることに気付かなせないような広告行為をステルスマーケティングといいます。

従来、Instagramではハッシュタグに「#PR」などを付けることにより広告投稿だと発信している場合が多くありました。
しかし、複数のハッシュタグに埋もれてしまって、受け手のユーザーからは広告投稿なのかが明確にわからないという状況が多くありました。

そういった広告投稿だとわかりにくい投稿が増えたことにより、Instagramは企業などの広告主から承認されてユーザーに「ブランドコンテンツタグ」をつけることができる機能を追加しました。
企業向けに展開されている公式ブログでは広告投稿に対しての注意喚起もされています。

今後数週間以内に、Instagramは、適切なタグ付けが行われていないブランドコンテンツに対し、ポリシー遵守を強く求めていきます。

引用:Instagram Businessブログ

2.ブランドコンテンツタグ機能

ブランドコンテンツタグ機能

画像引用先:Instagram公式ブログ

ブランドコンテンツタグ機能

上記画像の投稿者アカウントのアイコンの横にあるアカウント名の下に表記があります。
ここに「●●●(企業名)」または「●●●とのタイアップ投稿」という表記がされるようになります。(※ブランドコンテンツタグ機能はスマホでのみ表示されます。)
タグをクリックすると企業アカウントにリンクされているので、どのアカウントが広告主かも一目瞭然です。

なお、ブランドコンテンツタグ機能は通常の投稿の他に、ストーリーの投稿にもつけることが出来ます。

ブランドコンテンツタグ機能がつけられるようになったことで、インフルエンサーはフォロワーから「ステルスマーケティングをやっているんじゃないか」と思われることが減るでしょうし、広告主はインフルエンサー広告の効果を管理画面から数値で確認することができるようになります。

3.タグ付投稿の方法

ブランドコンテンツタグを使用するためには広告主のアカウントをビジネスアカウントにする必要があります。
ビジネスアカウントの広告主であればインフルエンサーは自由にタイアップ表示をさせたいアカウントを選択することができます。

①【投稿側】ビジネスパートナーをタグ付け

投稿を行うには、通常の投稿方法を行った最後の画面で下部に表示される「詳細設定」から「ビジネスパートナーをタグ付け」をタップします。
広告主のアカウント名を検索して選択することでブランドコンテンツタグの設置が完了となります。

また、ストーリーにタグを付ける際には写真や動画を撮影後、アイコンツールバーに移動して広告主を検索してタグをつけることができます。
このようにタグが付いた投稿が行われると広告主側に通知がいき、投稿を行ったことを自動で知らせることができます。

なお、特定の広告主のアカウントが表示されない場合にはビジネスパートナーの承認をしてもらう必要があります。

②【広告側】ビジネスパートナーを承認

ブランドコンテンツタグ機能では、ブランドセーフティのために「パートナーの承認」機能があります。
インフルエンサーが広告主を選択して投稿する前に、そのインフルエンサーによるタグ付けを許可するか否かを選択することができます。

この機能は、デフォルトではオフになっているため、オンにするには設定を行う必要があります。
設定方法は、「設定」から「ビジネス設定」にある「ブランドコンテンツの承認」をオンにすれば完了です。

なお、インフルエンサーとして指定できるユーザーは限られており、広告投稿ができる範囲が限られてしまうことがデメリットとなりますがブランドセーフティを保つためには承認設定をしておいたほうが良いでしょう。

4.FaceBookページのインサイトで解析が可能

広告主は、FaceBookページのインサイトから「ブランドコンテンツタグ」を見ることで、広告効果を確認することができます。
確認できることは下記の通りです。

  • ブランドコンテンツタグを付けたユーザーの投稿
  • タイアップしたユーザーのストーリー投稿のリーチ、次へのタップ、前へのタップ、返信、ストーリーズからの移動
  • タイアップしたアカウントの通常投稿のリーチとエンゲージメント

なお、ストーリー投稿のインサイトは14日間が有効期限ですが、フィード投稿のインサイトには有効期限はなく、継続的に見ることができます。

フィード投稿のインサイト

フィード投稿のインサイト

ストーリー投稿のインサイト

ストーリー投稿のインサイト

画像引用先:Instagram公式ブログ

なお、広告主はインサイトからタグ付けされたインフルエンサーのタグ付けを解除することができます。
ブランディングを下げる望まない投稿や無意味な投稿についてはインサイトから削除を行うようにしましょう。

5.効率的なインフルエンサーマーケティングを!

今までのインフルエンサー広告は、タグ付けされた投稿を広告主が手動で確認する必要がありました。
しかし、ブランドコンテンツタグを利用することにより、インサイトと連携することができるので効果測定の集計時間を削減できるでしょう。

また、インサイトでどのインフルエンサーが本当に影響値の高いアカウントなのかをエンゲージメント率などから確認することができるため、フォロワーを買っているようなユーザーにタイアップの依頼を行わなくて済むようになります。
どのインフルエンサーが効果の高いユーザーなのかを判断することが今までは難しかったところを改善できるでしょう。

ブランドコンテンツタグを使うことにより、広告主もインフルエンサーもメリットがあるため、今後のInstagramでのインフルエンサー広告では必須の機能となるでしょう。
インフルエンサー広告を利用する際にはこの機能を覚えておくとよいでしょう。

関連キーワード

Instagram

特集

はじめての展示会物語

はじめての展示会出展までの道のりを描いたドッタンバッタン劇場

メールマーケティング
現役ITコンサルが創るデジタルマーケティングメディア

この記事を共有