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【SEO速報】悪意ある情報「フェイクニュース」に対するアップデート

記事公開日:2017/04/28
最終更新日:2021/05/07
【SEO速報】悪意ある情報「フェイクニュース」に対するアップデート

2017年4月26日、Googleは悪意ある情報を広める「フェイクニュース(偽ニュース)」対策に特化したアップデート「アウルアップデート(Owl Update)」を行ったことを公式的に発表しました。
※参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ: Google 検索における最新の品質向上について

1.アップデート内容

2017年4月26日にGoogleのウェブマスター公式ブログで「明らかに誤解を招く内容」や、「低品質かつ攻撃的なコンテンツ」等によって、悪意のある情報を広める「フェイクニュース(偽ニュース)」に対し、サイトの評価を下げるアルゴリズムの改善を行いました。

今回のアップデートで大きな特徴が3つあります。

①新しい検索品質評価者ガイドライン
②アルゴリズムの変更
③Googleへのフィードバック機能の追加

詳しくご案内していきます。

①新しい検索品質評価者ガイドライン

検索品質評価者ガイドラインは、Googleが採用する外部の評価者に検索結果の品質を判定してもらうために用いるマニュアルです。

このマニュアルは、ユーザーが検索した際に関連性が高く、高品質なページを検索結果として表示出来ているかどうか、に基づいて記載されています。
今回、Googleではこのマニュアルにて、「誤解を招く情報」、「予期せぬ不快な検索結果」「悪意ある行為」「根拠のない陰謀説」などを含む低品質なコンテンツについて、より詳細な例を記載しました。

実際に2017年3月14日版の検索品質評価ガイドラインでは、情報が追加されている事が確認されています。

②アルゴリズムの変更

低品質のコンテンツである「フェイクニュース(偽ニュース)サイト」対策を行っています

Googleの複数のアルゴリズムは、信頼性の高い情報を検出していますが全体の約0.25%の情報が低品質コンテンツとされ、これをなくすようアップデートを行いました。

「フェイクニュース(偽ニュース)」は今になって始まったことではなく、以前から存在しているコンテンツでした。しかし、最近になってフェイクニュースが社会的に大きな問題になってきたため対策を行ったと言えます。

具体的には、アメリカ大統領選でフェイスブック内に大きくフェイクニュースが拡散されたことや、日本でのキュレーションサイトによるフェイクニュースが直近では大きな社会的問題となり、Googleも対策に乗り出した形になります。

③Googleへのフィードバック機能の追加

「フェイクニュース(偽ニュース)」はGoogle検索で表示される「オートコンプリート機能(Googleサジェスト)」や「強調スニペット」にも悪影響を与えています。

「オートコンプリート機能(Googleサジェスト)」に適切でないキーワードの予測候補が出現することがあります。
この適切でない予測候補の報告をユーザーからフィードバックできるシステムを追加しました。

Googleへのフィードバック機能の追加

不適切な予測候補のキーワードを選択し、その理由も選び送信を行う事が出来ます。

Googleへのフィードバック機能の追加

「強調スニペット」にもフィードバック機能が表示されています。クリックすると、意見を選択し送信することが出来ます。

Googleへのフィードバック機能の追加

2.まとめ

以上が、今回のアウルアップデートの概要になります。

アウルアップデートへの対策方法は、シンプルに「誤解を招きかねない表現を使わない」に限ります。

また、フェイクニュースかどうかをアルゴリズムのみで対応することは、公式的にも「Google の検索結果が、真に「完璧」になることはこれからもない」と記載しているように難しいため、人的に修正できるフィードバック機能が付いたものと思われます。

Googleは2月にも低品質なコンテンツへのアップデートを行い(詳細はこちら)、また今回アウルアップデートを行った流れから、Googleが低品質サイト、信憑性の低いサイトの対策を強めてきていると言えます。

一時の評価や、「上位表示できる裏技」のようなものに囚われると今回のようなアップデートがあった際に悪い影響が出ることは明白です。

SEO対策やホームページの運用の本質は、どんなユーザーに見てもらいたいのか、どんな情報を届けたいのかをしっかりと定義した上で、そのユーザーにとって有益(上質)なコンテンツを作成し公開することにあるので、正しい運用を心掛けましょう。

 


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