エムタメ!について twitter

マーケティング担当者のために
マーケティングに関わるためになる情報をためていく

  1. TOP
  2. 広告
  3. ネット広告の25~50%がボットによる不正クリック。その対策方法をご紹介します。

ネット広告の25~50%がボットによる不正クリック。その対策方法をご紹介します。

記事公開日:2015/02/02
最終更新日:2023/10/27
ネット広告の25~50%がボットによる不正クリック。その対策方法をご紹介します。

こんにちは。

スターティアラボの阪本です。

スターティアラボではお客様の技術・Web運用のサポートを行っており、Web周り全般に精通しています。

実はこれまでに、私が書いた記事が何回かこのブログでも公開されていましたが、編集長の愉快な魔法によって、全て「編集部」として公開され、まるでゴーストライターの扱いを受けていました。

セキュリティ関連や、Web業界のホットなニュースの記事を見ていたらそれは私が書いたものかも知れません。

さて、本題に入ります。本日は"ネット広告の不正クリック"に関してのお話です。

先日とあるお客様より、ネット広告の不正クリックに関する相談を受けたので、同じ疑問を持つ方のお役に立てればと思い、現状と対策をまとめてみました。ネット広告を始めたばかりの担当者様は、ご参考にしていただければ幸いです。

1.不正クリックの実態について

不正クリックとは、純粋なユーザーのクリックではない、不正目的のクリックを指します。

この不正クリックによる広告費の損失は、どの企業にもリスクとして存在します。企業にとっては、広告費ばかり上がり、売上は上がらない状態になるので、非常に悩ましい問題です。

この数値は、ネット広告の先進国であるアメリカにて発表された数値です。

Solve Media社の不正アクセス調査

参考:Solve Media社調査(2013年第3四半期、米国のデータ)
http://news.solvemedia.com/post/70487101632/us-bot-traffic-q4-2013

調査に関しては、アメリカで広告の不正対策サービスを提供しているSolve Media社が行い、PCでは51%、スマートフォンでは27%がボットによる不正の可能性が高いとされています。

日本では、こうした大規模な調査結果は出ておらず実態は見えませんが、大なり小なりで、問題は起きているかと思われます。

この様な問題に対してはもちろん野放しではなく、Googleは広告不正対策企業Spider.ioを買収し、ボット対策の強化を行っているとのことです。

▼グーグル、広告不正対策企業Spider.ioを買収
http://japan.cnet.com/news/business/35044265/

2.具体的な対策はあるのか?

現状、Google側で把握している不正ボットに関しては、GoogleAnalytics上でもアクセスを除去できる仕様となっておりますが、把握できていない不正ボットに関しては、防ぐことが難しい状況となっております。

▼Analyticsで不正ボットのアクセスを除去する方法
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-analytics-introduces-bot-and-spider-filtering/

▼Google Ads 広告トラフィック品質管理リソース センター
http://www.google.com/intl/ja_ALL/ads/adtrafficquality/index.html

ただし、何も出来ない訳ではありません。

確かに不正ボットの見極めは非常に難しいものではありますが、その他にも同業他社からのクリックや、不正クリック業者などからの攻撃などに関しては、以下のツールで排除させることが可能となっております。

▼不正クリック対策ツール X-log

▼株式会社日本クラウディア

http://x-log.jp/index.html


こちらのツールでは、IPアドレスやクッキーに頼らない解析を行っており、ひとりのユーザーを一人として解析を行います。

これにより、不正クリック業者による攻撃や同業他社によるクリックを遮断することが可能となります。

3.まとめ

古くから広告費の不正クリックに関しては、「対策してはまた攻撃され・・・」というイタチごっこの世界となっており、根本の解消は難しいものです。

ただし、不正を軽減させる仕組みやツールなどは日々進歩しているので、こうしたツールをまだ活用されてない方は、一度、見直してみるのが良いでしょう。

関連キーワード

分析

特集

はじめての展示会物語

はじめての展示会出展までの道のりを描いたドッタンバッタン劇場

メールマーケティング

この記事を共有